2024/03/09（土）UP
（最終更新：2024/03/10 12:04）

関根が愛鷹にジャーマンを仕掛ける

　3月5日、プロレス3戦目の元K-1戦士の愛鷹力、RIZINでも活躍するプロレスラー関根“シュレック”秀樹と対戦し、強烈な蹴り技で序盤リードするも、最後はジャーマンスープレックスを決められ、直後にスクールボーイで丸め込まれ3カウントで敗退した。
　試合後に取材すると、「まだジャーマンの受け身の練習はしていなかった」と打ち明けた。プロレス転向3ヶ月目らしいコメントだ。

【フォト】愛鷹が関根に”初”ジャーマンを決められる！愛鷹はブレーンバスターを決める！

　愛鷹は昨年12月3日にK-1を引退し、同月30日に『GLEAT』にてプロレスデビュー。関根とは初対決だ。
　この試合は3月5日、新木場1stRINGで開催の、ちゃんよたプロデュース興行『LOVE＆MUSCLE～愛と筋肉の宴～』のセミファイナル。
　試合は互いに構えて距離を取る。まさに格闘家同士のプロレス対決といった感じでかつてのUWFを彷彿させた。
　開始早々、愛鷹の強烈な右ローが炸裂！ローの連打で関根をぐらつかせると、さらに左ミドルで関根は大きな悲鳴をあげリング下に逃れる。

　愛鷹にレフェリーが詰め寄り何やら注意を受けている間に、関根が愛鷹の後ろから忍び寄りタックルからテイクダウン。関根は柔術黒帯テクニックでの関節技の連続に愛鷹は防戦一方。

　しかしそこを抜け出した愛鷹はブレーンバスターで巨体のシュレックを担ぎ上げ叩きつけるなどプロレス技を見せる。K-1時代のイメージからは想像つかない姿だ。
　さらに愛鷹はラリアット！関根はそれをかわしバックを取り、ジャーマンスープレックスで愛鷹を後頭部から落とす。

　ダメージが見える愛鷹、関根はさらに背後から回転しながらのスクールボーイで愛鷹を丸め込みフォールで3カウント。関根が8分35秒で勝利した。

　試合後のインタビューで愛鷹に場内に響くほどの強烈なローキックについて「ローキックは、ほぼ100％で出しました。関根さんなら受け止めてくれると思ってました。しかし強かった。やっぱりあのサイズなんで。強めというかもうフルで蹴って立っていたんでやっぱり強いですね」

　関根の方が20kg重い。愛鷹はその関根をブレーンバスターで持ち上げた。「いやぁ、重かったですね。ひやっとしました」と関根の巨体を持ち上げた瞬間、あまりの重さで足がややぐらついたが、しっかり投げ、床に叩きつけた。

　しかし、最後はジャーマンから寝技で3カウントで負けた。まだプロレス3戦目と浅く、ジャーマンの受け身を練習していなかったという。だからこそダメージも高かった。

「もう一度関根さんとやりたい、勝ちたい」と愛鷹。関根はRIZIN選手でもある。MMA戦では？と聞くと「いつかあるかもしれないですね」と笑った。

　愛鷹は翌日自身のSNSで「一度燃え尽きようとも再起不能でも魂の火は消えない」とし身体のけがや脳のダメージからK-1を引退したが、「１回でも燃え上がった魂の火種は完全には消え切らないよ　燻（くすぶ）ってるだけ。着火剤を付けてやればもう一度でも何度もでも１回目よりデカく火は上がる。その着火剤がなんなのかは人それぞれ　俺はプロレスだった。今はこれしか見えてない。日本１のレスラーを目指す！」と宣言した。

　愛鷹のプロレスロード、次は3月13日の『GLEAT』後楽園ホール大会。愛鷹は飯塚優とタッグを組み、石川修司＆井土徹也と対戦する。

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