2023/12/03（日）UP
（最終更新：2023/12/13 14:08）

愛鷹亮は妻の佐藤すみれと家族の前でキック引退試合を見せた

▼第18試合愛鷹亮引退記念スーパーエキジビションマッチ 2分2R ビッグバンルール
―愛鷹亮（力道場静岡）
勝敗なし
―実方宏介（真樹ジムAICHI）
※エキシビションマッチのため勝敗なし

実方を相手に引退エキシビションマッチをする愛鷹

　愛鷹亮の引退記念エキシビションマッチが行われる。愛鷹は今年3月、現RISEライトヘビー級王者・南原健太に1R KO負けし「次戦で引退します」と公言していたが、このエキシが“ラストファイト”となる。

　相手は元Bigbangヘビー級王者の実方宏介（真樹ジム AICHI）で、愛鷹とは17年10月に対戦、愛鷹が2R KO勝利している。

　1R、愛鷹は右のオーバーフックで攻撃。かわした実方に、今度は左右のボディブロー連打。実方は打って来いとアピール。そして、実方は左右のフック。愛鷹はバックブロー、さらにワンツーフックからのロ―キックで攻撃して盛り上がった。

キック引退のテンカウントゴングを聞いた

　2R、愛鷹は左右のフック。実方は左右のフックからローキックで返す。そして、実方が和田良覚レフェリーを捕まえて攻撃するお約束の展開もあった。最後は互いにパンチを打ち合い、最後のゴングが鳴らされた。

　エキシビションマッチが終わった愛鷹は、「ここまで来れたのは、師匠と会長がいます。自分の方からお礼の花をお渡しします」と花束を贈呈。実方は「愛鷹選手と対戦して2R失神KOしました。それからストーカーのように追いかけていきました。でも、公式戦でやらせてほしいとお願いしてきましたが、こうして最後の相手をやらせてもらってよかったです」と挨拶した。

　さらに妻である元AKB48の佐藤すみれと子どもたちがリングに上がり、花束を贈呈して記念撮影に収まった。そして愛鷹は以下のようにコメントした。

「こうやってリングの上で話すのは2年ぶり。網膜剝離を患って復帰戦で連敗を重ねてしまい、挨拶できませんでした。実方さん、来週試合なのにありがとうございました。気づいたら警察官を辞めてキックを始めて、10年経っていました。短いようで長いようなですが、これも応援してくれるファン、仲間、家族たちのおかげです。連敗中は、何度も辞めようと思い逃げ出したかったんですが、6回もリングに立つことができました。10年間、ありがとうしかないです。

　この場で言わしてもらうのは違うのかなと思いましたが、次の道を発表します。プロレスラーに転向します。リングを降りようかと思ったんですけど、やっぱりリングを降りることはできませんでした。飯伏プロレス研究所のメンバーとして、12月30日に試合します。今後も生きていきます」と挨拶しキックの引退のテンカウントゴングを聞いた。