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【ライズ】上原誠、左右田泰臣、Dykiが新チャンピオンに!

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2013/03/17(日)UP

▲激しい打ち合いの末、Dyki(左)が悲願のベルト獲得!

▼第8試合 第4代RISEバンタム級(-55.0kg)王者決定戦 3分5R無制限延長R
○Dyki(TARGET/RISEバンタム級1位)
判定2-1 ※45-46、46-45、45-44
●六川星矢(北斗会館/RISEバンタム級3位、RISING ROOKIES CUP 2011同級優勝)
※Dykiが第4代王座に就く。

 Dykiと六川が第4代RISEバンタム級王座決定戦を争う。Dykiはフジテレビの番組『テラスハウス』に本名の宮城大樹として出演中で、人気・知名度ともにアップ中。2011年11月にKENJI(現・プロボクサーの久保賢治)に敗れてベルトを逃したDykiが、悲願のベルト奪取を達成するか。2011年RISE新人王トーナメント優勝、DEEP KICK 55kg級王座獲得と着実にステップアップしてきた六川が2本目のベルトを手にするのか。両者とも空手出身で破壊力のある攻撃を誇っており、激戦は必至!

 リングサイドには、テラスハウスで一緒に暮らす仲間たちがDykiの応援に駆けつけた。

 1R、Dykiはワンツーから右ロー、六川は強いパンチを返してくる。Dykiの右ローに六川が右ストレートを合わせ、Dykiがスリップ気味に倒れる。これがダウンと判断された! 六川は強烈な左右フックで前に出ると、Dykiも打ち返すがパワーで押され気味。Dykiは右ローと右フックを返し、六川も右フックを打ち返す。Dykiが右ミドルから左フック、六川のパンチでDykiがロープ際へ吹っ飛ぶ! Dykiは徹底してボディ攻め。

 2R、Dykiのローに六川は左右フック、Dykiは左ミドルを返す。左フックの相打ちがあり、Dykiはボディ攻め。六川は重い左右フックでどんどん前に出る。

 Dykiは右ミドルから左フック、左ボディ、そして左フック! 六川も負けじと左右フックで前に出るが、Dykiは右ローを蹴り続ける。Dykiはバックブローから右フック。打ち合いに場内が沸き、Dykiコールが沸き起こる。

 Dykiコールが鳴り響く中、3Rが始まった。至近距離での打ち合いからローの蹴り合い、ジャブの突き合いと両者一歩も譲らない。六川のパンチが的確にヒットするがDykiはローと前蹴り。

 六川の的確なパンチに仰け反らされる場面が多かったDykiだが、ラウンド終了間際にDykiが右ミドルからの右ストレートを連続ヒット! これで六川が棒立ちとなる!

 4R、Dykiは左ボディから左フック、右ロー。六川も左右フックを打ち返して右フックをヒットさせる。六川の左フックがヒットした直後、Dykiも右フックをヒットさせる。このラウンドも六川のパンチの的確さが目立つ。

 Dykiは前に出て右フックを連打、六川も打ち返す。場内は大声援。ラスト10秒で打ち合いとなり、Dykiが突っ込むところに六川が顔面前蹴り!

 5R、Dykiは徹底した右ロー、六川はパンチの連打。Dykiが左フック連打からの右フックをヒットさせる。六川も左右フック、ワンツーでDykiを仰け反らせるが、Dykiは下がらず前に出る。

 右ハイキックの空振りからDykiがもう一度右ハイキック! ここでDykiがラッシュを仕掛け、六川も打ち合う!

 激しいパンチの打ち合いに場内は大興奮! Dykiはバックブロー、右ハイキック。そして試合終了のゴング! 大熱闘の勝敗は判定にもつれ込んだ。

 判定は1人目が六川、2人目がDyki、そして3人目は……Dyki! 判定勝ちが告げられると、Dykiは号泣! リングサイドのテラスハウスの仲間たちも涙を流す。Dykiは母をリングに呼び込むと、ベルトを最初に母の腰に巻いた。

 改めて自分の腰にベルトを巻いたDykiは、「ありがとうございます! 誰に最初に(ベルトを)巻いてもらいたかったと言うと、マミーに最初に巻かせてあげたかった。これからはテラスハウスの宮城大樹ではなく、格闘家のDykiを応援してください!」と、男泣きしながらマイクアピールした。

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▲世界トップ対決は山本(左)がベノーイ(右)を振り切った

▼第7試合 Super Fight -61.0kg契約 3分3R延長1R
○山本真弘(藤原ジム/第4代IT’S SHOWTIME -61kg級世界王者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●カリム・ベノーイ(フランス/TEAM NAS-R.K/第2代IT’S SHOWTIME -61kg級世界王者)
※本戦は28-28、28-27、28-28。

 61kg級世界トップファイター同士によるまさにスーパーファイト。山本は昨年7月21日、当時ヨーロッパ最大の団体だった『IT’S SHOWTIME』(現在は消滅)の世界61kg級王座を奪取。日本人初の同団体世界王者となった。

 その山本が、対戦を希望していたのがベノーイだ。ベノーイは“軽量級のジョルジオ・ペトロシアン”とも評されるサウスポーのテクニシャン。昨年11月24日には、フランスにて行われたWKN世界タイトル戦で第2代Krush -63kg級チャンピオンのトーマス・アダマンドポウロスと王座決定戦を行い、見事勝利している。

 1R、ベノーイはグローブを合わせるフリをしてローキック。両者サウスポー構えから左ロー、山本はいつものステップを使わずジリジリと近寄って左フックからの右ロー。

 山本が攻めてくると、パンチを返して必ず蹴りにつなげるベノーイ。山本は強い左ローを蹴ってベノーイを転倒させる。ベノーイはノーガードになって山本を挑発し、蹴りにパンチを合わせる。

 2R、山本の右ローに左フックを合わせてくるベノーイ。山本は徹底して左ローを蹴り、ベノーイは右ミドル。さらにベノーイは左右のボディブロー。

 山本はパンチを顔面に集めての左ロー、右ボディから左ロー。ベノーイの左右フックでバランスを崩す山本だが、すぐに左ローを蹴る。

 3R、山本が左右フックから左ロー、ベノーイは左フック。山本はベノーイのローに左右フックを合わせるが、ベノーイも左ローで山本のバランスを崩す。

 ラスト30秒で山本はハイキック、後ろ廻し蹴り、そして左ロー。ベノーイは左右フックを打ち返す。本戦の判定は山本に1票入ったがドロー。

 延長R、ベノーイが右ミドルを蹴ってくると同じ数だけ左ローを返す山本。右フックから左ロー、左ストレート。ベノーイのパンチは頭を振ってかわす山本は、ヘッドスリップから左ローを蹴る。パンチでボディを打ちつつ左ローを蹴り続けた山本が、判定3-0でこの試合を制した。

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