【ライズ】上原誠、左右田泰臣、Dykiが新チャンピオンに!
▼第6試合 スーパーフェザー級(-60.0kg) 3分3R延長1R
○梅野源治(PHOENIX/WPMF世界スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※三者とも30-27
●チャンヒョン・リー(韓国/仁川ムビジム/2011年M.K.F -60kgトーナメント優勝)
両者は昨年10月14日のK-1両国国技館大会で初対戦。
それまで打倒ムエタイ路線を突き進んでいた梅野が、「強いヤツはどんなルールをやっても強い」と得意のヒジ&首相撲を封印してK-1ルールに挑むも、3Rにリーのパンチでダウンを奪われてまさかの判定負けを喫した。梅野のリベンジなるか?
1R、梅野はジャブと前蹴り、左ミドル。顔面前蹴りでリーはマウスピースを吐き出す。梅野は徹底して前蹴りと左ミドル、リーは左ボディを叩くが、顔面へのパンチはかわされる。
リーが接近すると首相撲で動きを封じる梅野。いったん首相撲で動きを封じ、離して蹴りを見舞う。
リーのローキックがローブローとなって試合は1分間中断。再開後、梅野は顔面前蹴りを混ぜながら左ミドル。しかし、両手でつかんでのヒザ蹴りで梅野にイエローカードが提示される。
2R、梅野は左右ミドルでリーを近付けさせず、離れた距離で蹴りまくる。リーのローには右ストレート。リーのパンチはブロックし、すぐに左ミドルを蹴る梅野。完璧なブロックと徹底した左ミドル&顔面前蹴りで梅野が優勢を保つ。
3R、梅野は左ミドルからの右ストレート。リーが近寄ってくるたびに左ミドルで突き放す。顔面前蹴りでリーを仰け反らせた梅野は笑顔を見せる。
リーの右アッパーがヒットするが梅野はすぐに抱えて追撃を許さない。左ミドルと顔面前蹴り、そしてジャブで距離を支配する梅野。リーが入ってくれば組み付いて動きを止める。梅野の左ミドルにローを蹴り返すリー。
試合終了のゴングが鳴ると、梅野は勝利を確信してリング上を走り回る。判定はジャッジ三者とも30-27の完勝で梅野がリベンジを果たした。
▼第5試合 スーパーフェザー級(-60.0kg)3分3R延長1R
○花田元誓(リアルディール/同級1位)
判定3-0 ※28-26、28-25、30-27
●前口太尊(PHOENIX/同級5位)
1R、 サウスポーの花田は右フックと左ヒザ蹴り、前口はジャブと右インロー。花田は前口を押して下がらせ、右フック、左ストレート。前口の攻めに合わせてのヒザ、自分から前に出てのヒザと使い分ける。
2R、花田はどんどん前進して右フック、左ストレート、左ヒザ蹴りで攻める。絶対に下がらない花田を前口は首相撲で3度転倒させる。花田は前進を続けてヒザを突き刺していく。
3R、全く下がらず前へ前へと出て行く花田がパンチからヒザ、顔面パンチからボディブロー、さらに左ストレート。前口もフックを打つが花田が止まらないため後が続かない。前口は反則の両手でつかんでのヒザをやってしまい、イエローカード。残り時間わずかで花田が右フックを決め、ダメ押しのダウンを奪って判定勝ちした。
▼第4試合 ライト級(-63.0kg)3分3R延長1R
○藤田雄也(極真会館/ライト級8位、2012年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
TKO 3R59秒 ※ドクターストップ
●仲江川裕人(フリー/スーパーフェザー級3位)
1R、お互いにローとフックを放ち、仲江川が右アッパーをヒットさせる。さらにロープへ詰めたところで右フック。ショートパンチの的確さで仲江川が優勢に立つ。
2R、仲江川が接近戦でボディと顔面にショートパンチを打ち分ける。藤田は左ミドルと左フック。ラウンド後半は距離をとれた藤田が左ミドル、ヒザと蹴り技で盛り返す。
3R、フックを打ち合う中、藤田の左ハイキックがヒット! これで仲江川は右目上をカットしてドクターチェックを受ける。再開後、仲江川はパンチのラッシュ、藤田は蹴りで応戦。仲江川は大流血し、再びドクターチェック。ここでドクターからストップがかかり、藤田のTKO勝ちが決まった。
▼第3試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
△佐藤政人(フォルティス渋谷/同級2位、前J-NETWORKフェザー級王者)
ドロー 延長R判定1-0 ※10-10、10-9、10-10
△指首祐太(STRUGGLE/同級4位、2011年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
※本戦は28-28、29-28、28-28。
1R、佐藤はこれまでのように大きくリングを回るトリッキーな戦い方ではなく、ミドル&ローを主体とした正攻法の戦い方。サウスポーの指首はボディを狙う。
2R、右インローを多用する佐藤に指首はパンチ主体。右フックからの左フックをヒットさせ、前に詰めるが佐藤もフックを返す。
3R、指首が左フックからロー、もう一度左フック。パンチで攻める指首だがクリーンヒットが奪えない。お互いにクリンチが多く、イエローカードが提示される。佐藤の右フックを何度かもらってしまった指首だが、佐藤の蹴りに合わせて左ストレート。本戦の判定はドローに。
延長R、左右ミドルと左右フックで攻める佐藤。指首の攻撃をステップでかわし、サウスポー構えに変えての右フック。前に出る指首は左ミドル、左フックを振り回す。両者とも決め手がなく、延長戦でもドローとなった。
▼第2試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
○家元智明(シルバーウルフ/フェザー級5位)
判定3-0 29-27、29-27、29-26
●蓮見龍馬(y-park/フェザー級7位)
昨年12月9日の『RISE ZERO』でフェザー級5位・永山敬之を降し、ランキングを8位から5位に上げた家元が、ベテランの蓮見と対戦する。家元は懐に飛び込んでのパンチ連打を得意とするファイタータイプで、蓮見もパンチのコンビネーションを得意とするアグレッシブファイター。至近距離でのパンチの打ち合いが見ものとなるだろう。
1R、右ロー一発で蓮見を転倒させる家元。蓮見は入り込んで細かいパンチの連打。家元はカウンターを狙いつつ、ラスト30秒でフックとアッパーのラッシュを見せる。
2R、両者とも接近してのパンチを見せる。蓮見は連打、家元は重い一発。家元がワンツーで前に出たかと思えば、蓮見も右フックを返す。
3R、家元の右ストレートで蓮見がフラつきながら大きく後退。さらに家元が右のパンチを当てて前進。蓮見は左目上を切って流血し、ドクターチェックが入る。その直後、家元の右フックがヒットし、ダウンを奪う。パンチ連打で逆転を狙う蓮見に家元は右の強いパンチを叩きつけ、優勢を保ったまま試合終了。家元が判定勝ちした。
▼第1試合 ライト級(-63.0kg)3分3R
○丹羽圭介(HAYATO GYM/2010年 RISING ROOKIES CUPスーパーライト級優勝)
判定2-0 ※28-28、29-28、28-27
●佐藤智啓(STRUGGLE)
2010年の新人王である丹羽は昨年デビューしたばかりの佐藤と激突する。佐藤は『RISE ZERO』で2連勝を飾り、今回の後楽園ホール大会に抜擢された新鋭。丹羽は日本拳法出身で強力なパンチを武器に新人王となったが、怪我で約2年半もの欠場を余儀なくされた。昨年末の復帰戦では敗戦を喫しているだけに、この試合に勝利して遅れを取り戻したいところだ。
1R、前蹴りと重い左右ミドルを放つ丹羽に、佐藤はパンチを空振りさせての左フック。丹羽は蹴り、佐藤はパンチと武器が分かれている。
2Rに両者が足を止めて打ち合うと佐藤が優勢に立つが、佐藤がパンチで入ってくるところに丹羽が左フックを合わせる。ラッシュをかける丹羽に佐藤も打ち返す。丹羽はワンツーもヒットさせるが、クリンチが多い。
3R、両者パンチで打ち合う中、丹羽がミドルと前蹴り。右ストレートで佐藤をのけぞらせるが、ガードが低すぎるため佐藤のフックをもらう。お互いにパンチを当て合う展開となり、場内は盛り上がる。パワーに優った丹羽が判定2-0で勝利した。
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