2013/04/14（日）UP
（最終更新：2017/07/27 18:09）

▲町田（左）と不可思（右）は場内を盛り上げる打ち合いの末にドロー

▼第15試合　REBELS 60kg級　3分3R
△町田　光（橋本道場/元MA日本スーパーフェザー級王者、WPMF日本スーパーフェザー級1位）
判定0-1　※29-30、29-29、29-29
△不可思（The Body Box/WPMF日本フェザー級8位）

　町田は居合い抜きの動作を応用した“居合いパンチ”などトリッキーな動きと豊富な運動量が武器。不可思は長い手足を持ち、前回大会1月27日の『REBELS.14』ではヒザ蹴り一発で秒殺KO勝利を飾り、ベストKO賞を受けた。

　ヒジ打ちなしのREBELSルールで行われるこの一戦、不可思が元王者を超えられるか、それとも町田が格の違いを見せ付けるか？

　1R、町田はパワフルな左右フックを振りつつ、左ミドルをカウンターで入れる。不可思はよく伸びるストレートから左フック。町田は居合い切りのポーズを見せたり、パンチが当たると刀を振り払うような動きを見せたりと、場内は盛り上がる。

　2R、不可思が左ボディブロー、ヒザ蹴りで攻めれば、町田もヒザと左右フック。町田のジャブが何度も当たり、不可思のパンチを空振りさせると必ずパンチを打ち込む。

　3R、不可思は逆に居合い切りのポーズをとって挑発すると、町田はすかさず相手を刀で切るようなパフォーマンス。町田はジャブでガードをこじ開け、重いフック。不可思は左ミドル、右ストレートからの左フック。そして試合終了間際に右フックをヒットさせ、これで町田がグラッと来る！　倒れはしなかったがダウン寸前に。

　判定は不可思が1ポイント獲得したが、ジャッジ2名はドローで痛み分けとなった。

▲田中（右）がパンチのコンビネーション、ヒジで圧倒

▼第14試合　REBELS-MUAYTHAI　ウェルター級　WPMF日本ルール　3分5R
○田中秀弥（RIKIX/WPMF日本ウェルター級2位）
判定　※50-46、50-46、50-45
●福田裕介（PLACE-K/2006年第1回ドラゴンカップ中量級準優勝）

　1月にWPMF日本ウェルター級王者T-98に挑戦するも、僅差の判定で惜敗した田中が、福田と再起戦を行う。

　福田は、HEATや関西地方を中心に活躍し、2006年第1回ドラゴンカップ中量級準優勝者。2月11日大阪で行われた『DEMOLITION』では元NKBウェルター級6位のヒノ拳（Dropout）にヒザ蹴りで2RKO勝利している。

　ベルト再挑戦を狙う田中が再浮上か、それとも福田が大物喰いでタイトル戦線に絡んでくるのか。

　1R、田中は右ローを連発し、パンチで相手を下がらせると左ロー。左ローを蹴り続けられる福田は飛び込んでのストレートとフック。

　2R、パンチのコンビネーションと左右ローで圧倒する田中。左アッパーから右フック、右ストレート、ジャブ連打から左ハイキック。福田はガードしてインローを返す。

　3R、パンチのコンビネーションに右ヒジも織り交ぜ、田中は福田を追いまくる。下がる福田はバックブロー、左右のインローを出すが田中の一方的なペースが続く。

　4Rも同じように攻める田中が、右ストレートで福田を大きく下がらせる。田中は右ローを連打して右ストレート、福田は田中が入ってくるところに右フック。

　5R、パンチのコンビネーションとヒジ、左右ロー、ヒザ蹴りとほぼ一方的に攻める田中。福田はインローとパンチで距離を取ろうとする。田中はパンチでその距離を詰めていくが、福田を捕らえきることが出来ず、相手に1ポイントも与えずに判定勝ちした。

▲UMA（左）がMA王者を破る金星を獲得、大喜び

▼第13試合　REBELS-MUAYTHAI　ウェルター級　3分3R
○UMA（ユーマ/K＆K BOXING CLUB/J-NETWORKウェルター級2010年新人王）※松井裕馬から改名
KO　1R2分18秒　※左飛びヒザ蹴り
●中澤　純（ワイルドシーサー群馬/Japan Kick Boxing Innovation/イノベーションウェルター級王者）

　T-98との対戦を熱望してREBELSに参戦するのは、MA王者の中澤。屈強な肉体とアグレッシブな打ち合いを身上とするファイターだ。

　その中澤にREBELSが用意した相手は、札幌から好選手を輩出し続けているK＆KボクシングクラブのUMA。2011年3月、T-98に判定3-0で勝利しており、中澤がT-98戦を狙うのであれば、アピールに最適な試合となる。もし松井が勝てば、REBELSは大きなチャンスを贈る用意があるという。