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【VTJ】修斗vsパンクラス王者対決は堀口が最終ラウンドで劇的KO勝ち

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2013/06/22(土)UP

VTJ実行委員会
「VTJ 2nd」
2013年6月22日(土)東京・TDCホール
観衆=2,850人(超満員札止め・主催者発表)

 

▼メインイベント(第8試合) 135ポンド(61.2kg)契約 5分5R
○堀口恭司(KRAZY BEE/第9代修斗世界フェザー級王者)
KO 5R41秒 ※パンチ連打
●石渡伸太郎(CAVE/第2代キング・オブ・パンクラシスト)

 史上初となるパンクラスと修斗の現役王者同士の激突。山本“KID”徳郁の愛弟子であり、世界を狙える男として注目を浴びている修斗王者の堀口。対するパンクラス王者・石渡は修斗との対抗戦で、あの宇野薫から勝利を収めている。

 1R、堀口は回り込みからの右フックをヒットさせ、下がる石渡にもう一度右フック。しかし、勢いあまって転倒してしまい、石渡がバックを奪ってスリーパー。

 もしや極まるかとの予感に場内はヒートアップするが、堀口は脱出して石渡をケージに押し込む。

 石渡はテイクダウンを奪い、堀口は座り込んだ状態。ヒジを堀口の顔面にこすりつける。石渡は立ち上がってパンチから再び抑え込むが、堀口が引っ繰り返して上になる。すぐに立ち上がってパンチを見舞う堀口。石渡がテイクダウンに成功し、ボディにヒジを見舞う。

 回転して立ち上がる堀口だが、石渡のタックルで座り込む。立ち上がろうとする堀口を寝かせに行く石渡。残り時間数秒で石渡が立ち上がり、パンチで攻めようとすると堀口がフックからハイキック。

 2R、堀口は右ミドル、左右に素早く動いて右ミドルを当てにいき、石渡がパンチを打ってくると右ストレートからの連打。ケージを背負った石渡に左右フックを見舞い、石渡はガムシャラにパンチを振り回す。

 石渡は目尻から出血する。堀口は石渡が前に出てくると大きく回り込んでかわしていく。

 またも勢いあまって転倒した堀口に組み付く石渡。ブレイクになると、前に出てきた石渡に堀口がタックルでテイクダウン。立ち上がるとパンチの打ち合いを始める両者だが、石渡がタックルで堀口に尻餅をつかせる。立ち上がった堀口がパンチを連打、石渡も打ち合いに応じ、堀口がタックルに来たところで石渡がフロントチョーク。

 残り時間数秒で堀口が首を抜き、上になったところでラウンド終了。スピーディーな展開に場内は大いに沸く。

 3R、大きく回り込む堀口が右フックをヒットさせ、石渡が前に出てくるとタックルで尻餅をつかせる。ブレイクとなり、堀口は大きく回り込み、それを石渡が追っていく展開。

 時折、飛び込んでのパンチを繰り出す堀口。石渡の足をつかんで寝技に持ち込むが、バックを奪いにいったところで石渡が上を奪い返す。

 これもブレイクとなり、堀口はステップで回り込みながら飛び込んでの右ストレート、右ミドル。右ストレートで下がった石渡に堀口は飛びヒザ蹴りを仕掛けるが、石渡に受け止められてテイクダウンされる。

 しかし、堀口はバックに回るとスリーパー。これは極まるかと思われたが、ラウンド終了となった。

 4R、堀口が左ロングフックをヒットさせていく。タックルで石渡をケージに押し込んだ堀口だが、石渡が倒して上になり、堀口が返すと、またも石渡が引っ繰り返して上になる。場内大いに盛り上がる中、堀口の顔面にヒジを落とす石渡。

 堀口はケージを背にして立ち上がり、離れるとステップを踏んで素早く左右に動く。パンチを見せておいてタックルに行く堀口だが、石渡はケージを背にしてテイクダウンを防ぎ、堀口の頭部にヒジを連打。

 離れた石渡が飛びヒザ蹴り、かわした堀口はハイキック。ステップで動く堀口に石渡は飛び蹴りを繰り出し、かわした堀口は左フックをヒットさせる。

 5R、プレッシャーをかけていく石渡だが、堀口の右フックで大きくグラつき、そのチャンスを見逃さなかった堀口が一気に連打。石渡をケージに釘付けにして左右フックを叩きつけ、石渡も必死に打ち合う。しかし、堀口の左右フックが決まり、石渡の身体が丸まったところでレフェリーが試合をストップ。激闘に終止符を打った。場内には嵐のような拍手が巻き起こった。

 勝者・堀口は「すいません、今日はちょっと自分のいいところが出なくて。もっとUFCとか上の舞台に行ったらもっともっと強くなるので応援よろしくお願いします。(石渡は)チャンピオンとして本当に強くて、自分のやりたいことが出来ずに苦戦してしまいました」と、激闘を振り返った。


▼セミファイナル(第7試合) 145ポンド(65.7kg)契約 5分3R
○ダニエル・ロメロ(アメリカ/チーム・アルファメール)
KO 1R3分21秒 ※パンチ連打
●高谷裕之(高谷軍団/第2代DREAMフェザー級王者)

 DREAMフェザー級王者の高谷が、日本vs北米MMA(総合格闘技)チーム3対3対抗戦の大将戦を務める。ここまで対抗戦は日本の2勝。勝って全勝で対抗戦を締めたいところだ。

 1R、ロメロが連打で突っ込んでいき、顔面へ前蹴りを突き刺す。意表を突かれた高谷だが、ロメロのタックルを防いで離れる。高谷は右のロングフック、ロメロは頭を振ってパンチをかわしながらフックを打ち返し、強気なところを見せる。

 高谷が左ロングフック、ロメロも右ロングフック。強打者である高谷と真っ向から打ち合うロメロは、ワンツーで高谷を吹っとばし、尻餅をついた高谷に上から連打を見舞う。高谷が防戦一方となり、レフェリーは試合をストップ。ロメロのKO勝ちという衝撃の結末となった。

 ロメロは「皆さんありがとう。最初からやる気満々で頑張りました。日本の皆さん、ありがとう」と勝利を喜んだ。

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