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【修斗】世界ランカー対決は猿丸が壮絶打撃戦を制す

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2013/08/25(日)UP

▲猿丸(左)が殴り勝ち。オニボウズ(右)とのストライカー対決を制した


サステイン

「プロフェッショナル修斗公式戦 SHOOTO GIG TOKYO Vol.15」
2013年8月25日(日)東京・新宿FACE

▼メインイベント(第7試合)フライ級 5分3R
○猿丸ジュンジ(シューティングジム横浜/世界フライ級4位)
判定3-0 ※30-26、30-26、29-27
●オニボウズ(総合格闘技ゴンズジム/世界フライ級3位)

 夏の新宿FACE大会のメインイベントを飾るのは、世界フライ級3位・オニボウズと世界フライ級4位・猿丸のフライ級ストライカー対決。

 猿丸は昨年9月の後楽園ホール大会の山上幹臣との世界フライ級チャンピオンシップに敗れてからの復帰戦となった。

 2R中盤、両者が牽制し合い、手数が少なくなった状況から、オニボウズが一気に攻勢へ。猿丸をコーナーに詰めてパンチラッシュに行くが、ここで猿丸がカウンターの右ストレート! 右足を折りたたむように前に崩れたオニボウズを見て、猿丸が反撃に転じる。

 さらに、猿丸はオニボウズの左ストレートに合わせてアゴを打ち抜く左のクロス! この一撃で手を広げるようにバッタリと後方に倒れるオニボウズ。猿丸の追撃でパウンドアウトは時間の問題だったが、ここでゴング。オニボウズはゴングに救われた形となった。

 3R、オニボウズは距離を詰めての殴り合いを選択。これに猿丸も応戦したため、試合は近距離でパンチが飛び交い、両者が被弾しては徐々に出血がひどくなっていくという壮絶な展開に。

 魂と魂がぶつかり合うような死闘に、会場の観客から大きな拍手が送られた。

 判定勝利を収めた猿丸は「(昨年)9月の2回目のタイトルマッチで敗れて、ちょっと怪我もあるし、諦めようかなと少しよぎったんですけど、でもみんな応援してくれるんで。チャンピオンになるまで絶対に諦めないです! もっともっと練習して、もっとKOできるようにしっかりやるんで……またこれから応援してください!!」と試合後のマイクでアピール。フライ級屈指のストライカーが再びチャンピオン目指して、まずは再起戦を飾った。


▲北原(背後)がグラウンドで渡辺(手前)を圧倒して判定勝利

▼セミファイナル(第6試合) バンタム級 5分3R
○北原史寛(パラエストラ札幌/世界バンタム級8位)
判定3-0 ※三者とも29-28
●のぶ渡辺(roots)

 世界バンタム級9位の北原は今年2月の清水清隆戦の敗戦から約半年ぶりの試合。過去5戦で勝ちと負けを交互に繰り返している。一方、渡辺は2連敗中。なんとしても3連敗は避けたいところだろう。混戦のバンタム級、タイトル戦線に生き残るのはどちらか?

 1R、前に出てストレートを打っていく渡辺。北原は両足タックルでテイクダウン。北原は背を見せてグラウンドから逃れようとした渡辺のバックに組み付くと、パウンドを織り交ぜながら、チョークを狙っていく。

 渡辺は体を反転させて強引に立ち上がることで、なんとか首のロックを外す。

 2R、北原が渡辺の左足を抱えてテイクダウン。またもやバックに組み付くと、パウンドからチョークを狙う。グラウンドでは防戦一方の渡辺だが、フィニッシュは許さない。

 3R、渡辺の打撃で右目まぶたから出血した北原。傷が深いのか、出血量が多い。しかし、北原はコーナー際でスタンドからバックに組み付くと、1・2Rと同様にグラウンドに持ち込む。

 打撃で逆転を狙う渡辺はパンチを当てて北原を尻餅ダウンさせる。追撃のパウンドに行く渡辺だったが、残り時間が少なく攻め切れず。

 判定は3-0で北原。渡辺の粘りで一本こそ取れなかったが、バックからの攻めで渡辺を圧倒した。


▲小野島(右)が得意の打撃とスピードで福島(左)を上回った

▼第5試合 フェザー級 5分3R
○小野島恒太(Combat Workout Diamonds/環太平洋フェザー級3位)
判定3-0 ※30-28、29-28、29-28
●福島秀和(MMA修斗ジムBLOWS)

 小野島は今年4月に環太平洋フェザー級王者・佐々木憂流迦を得意の打撃で苦しめるも、判定2-0の惜敗。6月には合島大樹との打撃戦を制している。福島秀和は関西フェザー級のホープで、2012年の新人王決定トーナメントフェザー級で準優勝。約1カ月前に行われた7・28大阪大会では、エダ“塾長”こうすけを判定で撃破している。

 1R、小野島は左右のローキックやフック、ミドル、ハイ、前蹴りなど、多彩な打撃を繰り出していく。福島はストレート、ノーモーションのロングフックなどで反撃するが、スピーディーに出入りを繰り返す小野島が的を絞らせない。

 2R、前ラウンド同様にスタンドで勝負する両者。小野島がテイクダウンを狙って打撃にタックルを織り交ぜ始めるが、福島が防ぐ。福島は攻撃時の手数の少なさが目立つ。

 3R開始早々に福島がシングルレッグでテイクダウン。しかし、小野島は素早く立ち上がる。小野島はステップとサークリングで福島の打撃を避け、自分の打撃を当てていく。

 判定は3-0で小野島に軍配。決定打こそなかったものの、得意の打撃を叩き込んでいった小野島が、関西フェザー級のホープを破った。


▲城田が鮮やかな払い腰を決めてアームロックにつなげた

▼第3試合 2013年新人王決定トーナメント ライト級2回戦 5分2R
○城田和秀(足利ファイトクラブ)※デビュー戦
一本 1R2分36秒 ※V1クロスアームロック
●田中洋輔(秋本道場JungleJunction)

 2011年アマ修斗全日本選手権ウェルター級優勝の城田はこの日がプロデビュー戦。対する田中は、アマ修斗2011年東日本オープンライト級の優勝者で、プロ1戦1勝。

 1R、いきなり田中の打撃がうなりを上げ、田中のストレートでロープにもたれかかるように城田がダウン。なんとか立ち上がるも足元のおぼつかない城田に、田中は豪快な右ストレートを連続で決め、なぎ倒すように後方にダウンさせる。

 田中はトドメとばかりに追撃のパウンドを振るうが、城田はガードポジションでパウンドをしのぐと、田中がバックに回った瞬間に立ち上がり、最大のピンチから脱出する。

 スタンド再開後、差し合いから右手で田中の首を抱えた城田は、柔道なら「一本」の完璧な払い腰でテイクダウン。

 袈裟固めから田中の右手をV1クロスアームロックで捻り上げると、田中がタップ! 城田はストップ寸前の状況から見事な逆転一本勝ちを収め、プロデビュー戦を飾った。


▼第4試合 バンタム級 5分3R
○ランボー宏輔(パラエストラ千葉)
判定2-0 ※30-27、30-27、29-29
●萩原幸太郎(パラエストラ八王子)

▼第2試合 2013年新人王決定トーナメント ライト級2回戦 5分2R
○小笠原均(K.O. SHOOTO GYM)
判定2-0 ※20-18、20-18、19-19
●海下竜太(パラエストラ葛西)

▼第1試合 フライ級 5分2R
○飯野タテオ(和術慧舟會HEARTS)
判定3-0 ※三者とも20-17
●牧々谷篤(和術慧舟會群馬支部)

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