【イノベーション】新旧頂上対決は加藤が壮絶KO勝ち、江幡へ宣戦布告
eFightの「キックボクシング」特集 |
▼メインイベント1(第9試合) WPMF日本フライ級タイトルマッチ 3分5R
○隼也ウィラサクレック(WSRフェアテックスジム/挑戦者)
判定3-0 ※50-48、50-48、50-45
●勇児(HOSOKAWA/WPMF日本フライ級王者、INNOVATIONフライ級1位)
※隼也が新王座に就く。
勇児はこれまでWPMF、UKF、MAと3本のベルトを保持したベテラン選手。挑戦者の隼也は16歳の高校生で、これがプロ4戦目という大抜擢での挑戦となった。
1R、勇児は左右に大きく回り込み、突然飛び込んでパンチを見舞う。
隼也はどっしりと構えて右ロー。勇児を追わずにリング中央に陣取る。
2R、隼也の蹴り足をキャッチしてくる勇児に、隼也は首相撲からのヒザ、さらに勇児をマットに叩きつける。
3R、トリッキーなフェイントを駆使する勇児に、隼也は左右のミドル。
仕掛けて行くのは勇児だが、ヒットを奪うことが出来ない。隼也は手数は少ないが確実に当てている。
4R、お互いに組んでは投げを繰り返し、もつれて倒れ込む。後半はミドルとパンチを出し合うが、噛み合わない展開が続く。
5Rも勇児が飛び込んで組み合いになり、もつれて倒れる展開が続く。ムエタイルールであることを考えると、上になって倒れる隼也が有利か。判定は3-0で隼也が勝利、16歳の高校生王者が誕生した。
▼セミファイナル(第8試合) INNOVATIONスーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○アーサー・雅仁(習志野ジム/INNOVATIONスーパーウェルター級1位/挑戦者)
TKO 4R1分33秒 ※ドクターストップ
●廣虎(ワイルドシーサー沖縄/INNOVATIONスーパーウェルター級王者)
※アーサーが第2代王座に就く。
過去1勝1敗の両者がタイトルマッチで決着戦を迎えた。
1R、廣虎のパンチを警戒して距離をとるアーサー。しかし、廣虎が飛び込んでの左フックでダウンを奪う。その後も廣虎は左フックを放ち続ける。
2R、アーサーは左ミドルと左ロー、廣虎は左右のパンチでボディを狙う。
3R、左ミドルと左ローをコツコツと蹴って行くアーサー。組み付いて左ヒザを一発見舞うと、廣虎が大きく後退。アーサーが蹴りで攻めて行く。オープンスコアはジャッジ三者とも29-28で廣虎が1ポイントずつリード。
4R、廣虎の右ヒジでアーサーが右目上から流血。ドクターチェックの直後、今度はアーサーが廣虎を右目尻からの流血に追い込みドクターチェックが入る。
再開するとアーサーが左右連打とヒジ、再び廣虎にドクターチェックが入り、ここでストップがかかる。アーサーが逆転勝利でタイトルを奪取した。
アーサーはマイクを持ち、「今年はキックを始めて10年の節目なので、このベルトを獲りたかった。これから他団体のチャンピオンをぶっ飛ばして、日本で一番強いことを証明したいと思います」と、高らかに宣言した。
▼第7試合 INNOVATIONウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○中澤 純(ワイルドシーサー群馬/INNOVATIONウェルター級王者)
KO 1R1分14秒 ※左ボディブロー
●阿部雅俊(PCK連闘会/INNOVATIONウェルター級2位、UKF日本スーパーウェルター級王者、TRIBELATEウェルター級王者/挑戦者)
※中澤が初防衛に成功。
中澤は初防衛戦。阿部はUKFとTRIBELATEの2冠王で3本目のベルト獲得を狙う。
1R、序盤からパンチで圧倒する中澤が阿部をコーナーへ追い込み、左ボディブローでダウンを奪い、阿部はそのまま立ち上がれず。
10カウントが入り、中澤が豪快KO勝利で初防衛に成功した。
中澤はマイクを持つと、「俺の試合は面白いでしょう! 毎回こんな感じだから応援してよ」とアピールした。
▼第6試合 INNOVATIONライト級タイトルマッチ 3分5R
○橋本 悟(橋本道場/INNOVATIONライト級3位/挑戦者)
判定3-0 ※三者とも48-47
●梶田義人(武勇会/INNOVATIONライト級王者)
※橋本が第2代王座に就く。
梶田は初防衛戦。挑戦者の橋本は今年3勝1分と負け無しでタイトル挑戦へたどり着いた。両者とも右ストレートを得意としている。
1R、右ストレート、左フック、右ローのコンビネーションを決める梶田。
ボディを打ちに来た橋本に梶田が右ストレートをヒットさせてダウンを奪う。立ち上がった橋本は連打で反撃。
2R、橋本に左インローを蹴られ、ダメージを感じさせる梶田。橋本は左インローとパンチで前へ出る。
何度も打ち合いを挑んで行く橋本に梶田は押される。
3R、橋本は左インローでダメージを与えた梶田の左足へ右ローを連発。オープンスコアはジャッジ三者とも29-28でまだ梶田が1ポイントずつリード。
4R、右ローを蹴り続ける橋本に梶田は後退する一方に。橋本はローを当てるが、パンチは空を切る場面が目立つ。
5R、お互いにパンチを出すが、橋本の勢いの方が優る。さらにローで梶田をグラつかせ、最後まで橋本が梶田を追い込んだ。判定3-0で橋本が逆転勝利、王座を奪取した。
▼第5試合 INNOVATIONスーパーライト級初代王座決定戦 3分5R延長1R
○田中秀和(橋本道場/INNOVATIONスーパーライト級1位、WPMF日本スーパーライト級王者)
3R2分44秒 ※ドクターストップ
●山口裕人(多田ジム山口道場/INNOVATIONスーパーライト級2位、DEEP☆KICK 65kg王者)
※田中が初代王座に就く。
WPMF日本王者とDEEP☆KICK王者が、イノベーション初代王座を争う。ヒジの田中か、パンチャーの山口か。
1R、身長差を活かしてジャブ、左ミドル、右ローを離れた距離から当てる田中。山口はなかなか入れなかったが、後半は左右フックで突進。田中は首相撲からのヒザ蹴りに持ち込む。
2R、ヒジを空振りした田中に山口が左フック。これで田中の動きが鈍り、山口は左右フックでラッシュをかける。田中はヒジの乱れ打ちで応戦し、左ヒジでダウンを奪う。さらに右ヒジで額をバッサリとカット。
3R、山口のパンチをヒジで迎え撃つ田中。山口もヒジを打ち返すが、田中の縦ヒジで再度出血した山口にドクターチェックが入る。
ガムシャラにパンチで攻める山口だが、再びドクターチェックが入り、ここでストップがかかった。
田中はマイクを持つと、「たくさん人がいる中で試合をさせてもらって楽しかったです。自分はきれいな試合が出来なくて、今日みたいなドロドロとした試合ですが、またよろしくお願いします」と笑顔で挨拶した。
▼第4試合 INNOVATIONバンタム級初代王座決定戦トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○伊東拓馬(橋本道場/INNOVATIONバンタム級1位、WBCムエタイ日本バンタム級王者)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
●清水克彦(DANGER/INNOVATIONバンタム級3位)
※伊藤が決勝戦へ進出。
WBCムエタイ日本王者の伊東が二冠王を狙って王座決定トーナメントに出陣。対する清水は17勝12敗と黒星が多いが、17勝のうち11がKO勝ちと破壊力を持っている。
1R、右ローを蹴り続ける伊藤に清水はヒザへの前蹴りと左右フック。伊藤もパンチを出すが、右ローを集中的に蹴る。
2R、伊藤はローからパンチ、パンチからローと上下に揺さぶる。清水もローを蹴り返し、左ミドル。後半はヒジとレバーブローを連打した伊藤が後ろ蹴りでダウンを奪う。
3R、パンチで逆転を狙う清水に伊藤は右ローを連打して転倒させる。右ロー、右ハイ、後ろ蹴り、ヒジ、レバーブローと攻めまくる伊藤。応戦する清水だが伊藤の手数に押されて後退し、清水が大差の判定勝ちで決勝進出を果たした。
▼第3試合 INNOVATIONウェルター級 ジム対抗戦 3分3R延長1R
○幸田竜拓(橋本道場)
TKO 1R2分23秒 ※レフェリーストップ
●門田哲博(武勇会)
▼第2試合 アマチュアスーパーファイト ライト級 2分3R
○藤野伸哉(RIKIX/第1回INNOVATION全日本選手権ライト級優勝)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●影山弘樹(マイウェイスピリッツ/第14回JAKF全日本選手権ライト級トーナメント準優勝)
▼オープニングファイト(第1試合) ウェルター級 ジム対抗戦 2分3R
△森 俊博(花澤ジム)
ドロー 判定1-0 ※29-29、30-29、29-29
△外山雄一(習志野ジム)
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