【パンクラス】ISAOがパンクラス×修斗の王者対決でTKO勝利
▼第11試合 無差別級 5分2R
○近藤有己(パンクラスism/ウェルター級4位)
判定2-0 ※19-19、20-19、20-19
●成瀬昌由(フリー)※初参戦
次回大会からケージ(金網)が導入されるため、パンクラスでリングの試合が行われるのは今大会が最後となる。その大会でパンクラスの象徴・近藤と元リングスの成瀬が対戦した。
1R、サウスポーの近藤がインローを蹴って前に出る。成瀬はガードを下げてインローと右ミドル。それをキャッチした近藤がテイクダウンを奪う。
インサイドガードになった近藤はアキレス腱固め、アンクルホールドへ。立ち上がった近藤は首相撲に持ち込む。成瀬は突き放してバックブローを繰り出す。再びコーナー際の攻防になると成瀬がフロントチョーク。頭を抜いた近藤はパンチを落としながら、再びアキレス腱固めへ。成瀬もクロスヒールホールドで足関節を取り合う。
2R、右ストレートで飛び込む成瀬。近藤もローを蹴って左ストレートから細かく連打をまとめる。蹴り足をキャッチした近藤が両足タックルでテイクダウン。体を起こしてパンチを落とす。近藤の身体を蹴り離して立ち上がる成瀬。近藤はすぐに組みついてバックにつき、成瀬の足関節を潰してパンチを落とす。
残り1分過ぎ、近藤が立ち上がった成瀬をテイクダウンし、マウントからバックへ。近藤がチョークを狙ったところで試合終了となり、判定2-0で近藤が勝利した。
試合後、近藤は「今日は本当にありがとうございました。成瀬選手全然強い! リングスは強い人ばっかり! 今日はリング最後なんで、リングの歴史を作ってきた僕らで記念撮影させてください」とリクエスト。
対戦相手の成瀬と成瀬のセコンドについた元リングスのメンバー、そして鈴木みのるらパンクラスの面々をリングに呼び込み、記念撮影に収まった。
そして近藤は四方に深々と頭を下げると、最後はコーナーで正座して一礼。パンクラスで行われる最後のリングから降りた。
▼第10試合 ウェルター級次期タイトルマッチ挑戦者決定戦 5分3R
○村山暁洋(GUTSMAN/ウェルター級3位)
判定3-0 ※29-29(マスト:村山)、29-29(マスト:村山)、30-30(マスト:村山)
●チアゴ・ジャンボ(TEAM NOGUEIRA/ウェルター級2位)
※村山が王座挑戦権を獲得
王者・佐藤豪則への挑戦権をかけて同級2位ジャンボと3位・村山が激突。ジャンボは昨年11月の初参戦で鈴木槙吾を一撃KO、対する村山はパンクラス戦績4戦無敗の成績を残す。
1R、じりじりとプレッシャーをかけていくジャンボ。村山のテイクダウンをディフェンスすると、村山をコーナーまで追い込んで右ストレートと左フックを振るう。
組みついた村山がテイクダウンを狙うがブレイク。再開後、ジャンボが左右の前蹴りと左フック。村山も足を使って距離を取りながらジャブと左フックを返す。このラウンドはジャッジ3名とも10-10で差はない。
2R、ジャンボが村山の蹴りに合わせてタックル、そのままコーナーまで押し込む。
コーナーに身体を預けて立ち上がった村山は投げでテイクダウン。サイドポジションを奪うと、がっちりと抑え込む。そしてジャンボの動きに合わせてバックについてチョークスリーパーへ。ジャンボもすぐに正対する。ジャッジ1名が10-10、2名が10-9で村山を支持した。
3R、じりじりと前に出て右ローを蹴るジャンボ。村山はそこに右ストレートを合わせる。リングをグルグルと回り、ジャブを突く村山。
ジャンボはローを蹴ってパンチのチャンスをうかがう。ここでレフェリーが両者にアグレッシブに戦うよう口頭注意を与える。
再開後、ジャンボが右ミドル。村山がキャッチして組みつき、コーナーで組み合いとなる。ブレイク後、軽くローを蹴り合う両者。残り30秒を切っても大きな動きはなく試合終了となった。
判定は29-29×2、30-30と差はつかなかったが、マスト判定で村山が勝利した。
▼第9試合 シュートボクシングルール ライト級 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○才賀紀左衛門(紀左衛門道場/Me,We/SBライト級1位)
KO 2R2分36秒 ※3ノックダウン
●キム・ジンクー(韓国/Seoul T club)
総合格闘技挑戦も視野に入れている才賀がシュートボクシングルールで参戦。韓国のジンクーと対戦した。
1R、才賀がジャブ、インローと前蹴り。左フックから右ロー、バックキックを見せる。荒々しいパンチで前に出ていくジンクー。才賀は左ミドルを蹴って、組みの攻防になると投げを狙う。
2R、ワンツーで前に出ていくジンクー。才賀は強烈な右ローを蹴り返す。ジャブ・左フックから右ローにつなげる才賀。ボディも効かせ、コーナーに下がったジンクーに顔面前蹴りを突き刺してダウンを奪う。
再開後、才賀は左ボディで立て続けにダウンを奪い、3ノックダウンでKO勝利した。試合後、才賀は改めて総合格闘技への挑戦、さらにボクシング亀田兄弟との対戦をアピールした。
▼第8試合 無差別級 キャッチレスリング 5分2R
○マスクドCoCo壱(総合格闘技道場DOBUITA)
一本 1R2分29秒 ※ヒールホールド
●アントニオシバター(P’sLAB横浜)
プロレスラーのコスプレパフォーマンスで知られるシバタ。今回はアントニオ猪木のコスプレで入場した。一方のCoCo壱はDEEPなどで試合を続けるマスクマンだ。試合は足関節の取り合いからCoCo壱がヒールホールドを極めて一本勝ちした。
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