【NJKF】梅野が超タフなメレディに完封勝利、次は世界タイトル目指す
▼第8試合 引退エキシビションマッチ 3分1R
-中須賀芳徳(OGUNI GYM/元WBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者)
勝敗なし
-桜井洋平(Bombo Freely/元WFCAムエタイ世界ライト級王者)
2010年にWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座を獲得、2度の防衛に成功した中須賀の引退エキシビションマッチ。相手は真王杯60㎏級トーナメントの決勝戦で対戦した桜井が務めた。
中須賀のストレート連打をスウェーバックしてかわした桜井は、ヒジを打つポーズ。お互いにミドルとローを蹴り合い、中須賀はコーナーを背負った桜井にストレート連打。ラスト30秒で左ミドルからラッシュをかける中須賀。桜井も来いと手招きして右フックで吹っ飛ばすなど、力のこもったエキシビションだった。
引退セレモニーは同門で同年にデビューした米田と一緒に行われ、両選手の師匠である斎藤京二会長より記念品が贈呈された。
米田は「デビューから今日まで13年間、キックボクシングに全力で取り組んだので後悔はありません。100%やり切りました。とても充実した選手生活を送ることが出来ました。今キックボクシングチームのコーチをしているので、世界に通用する選手を育てたいと思います」、中須賀は「現役生活は13年くらいですが、怪我なく終わることが出来ました。今後はキックと違う道で頑張っていきます」と、それぞれ挨拶した。
▼第7試合 引退エキシビションマッチ 3分1R
-米田貴志(OGUNI GYM/元NJKFバンタム級王者)
勝敗なし
-国崇(拳之会/WBCインターナショナル・スーパーバンタム級王者)
真王杯55kg級トーナメント優勝、NJKFバンタム級王座獲得と、NJKFを牽引してきた米田の引退エキシビションマッチ。相手は過去3度対戦している宿敵・国崇が務めた。
パンチの連打で前に出る国崇に、米田は得意のローで対抗。国崇はバックブローやヒジも繰り出し、ボディブローで米田を追い込んでいく。米田は左ミドル、左フック、左ロー。最後は真正面からのパンチの打ち合いで場内を沸かせ、米田の選手としてのラストラウンドが終了した。
▼第6試合 NJKFフライ級タイトルマッチ 3分5R
○ニモ(キング/NJKFフライ級1位/挑戦者)
TKO 3R1分34秒 ※ドクターストップ
●貴・センチャイジム(センチャイムエタイ/NJKFフライ級王者)
※ニモが新王座に就く。貴は初防衛に失敗。
貴とニモはこれまでに2度対戦しており、戦績は貴の1勝1分。昨年2月のフライ級王座決定戦では、貴がニモを退けて王座に就いている。
1R、ニモが速いリズムでパンチと右ロー、貴は相手をじっくり見ながら右ロー。ニモはボディブローも突き刺す。貴は首相撲からのヒザ。
2R、左フックを狙うニモは打ち終わりに組み付くが、逆に貴が首相撲からのヒジ、ヒザで主導権を握る。貴は左目上をカットして出血。
3R、貴はいきなり組み付いてヒザ蹴り、さらにニモを組み倒す。ニモは首相撲に持ち込まれると右ヒジを2連発。これがモロに入り、貴が大流血してドクターチェックが入る。首相撲に持ち込む貴に、ヒジとパンチで傷口を狙うニモ。
2度目のドクターチェックが入り、貴は試合続行不可能と判断され、ニモが新王座に。21歳の若きチャンピオンが誕生し、「応援してくれる方の声援を聞いたら頑張れました」と嬉し涙にむせびながら語った。
▼第5試合 NJKFスーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
○大和大地(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
判定 ※49-47、50-47、49-46
●鈴木翔也(OGUNI-GYM/挑戦者)
※大和が初防衛に成功。
両者は2011年5月と2012年9月の2度対戦し、いずれも大和が判定勝ちを収めている。大和は今回が初防衛戦。
1R、ジャブと右ローをお互いに出し、鈴木は回り込んでのパンチを狙う。大和も左フック、右アッパー、ボディブロー。
2R、大和のパンチのプレッシャーを感じ始めたか、鈴木はヒジを見せる。鈴木がジャブから右ロー、左ミドル。大和はストレートでカウンターを取り、前へ出て左フックを狙いにいく。
3R、大和はロングとショートのパンチを使い分けてプレッシャーを強めていくが、鈴木もヒジと首相撲を使って大和にペースを握らせない。前に出る大和に対し、回り込む鈴木。
4R、鈴木がローからパンチにつなげ、左フックをヒットさせる。大和も打ち返して左右のストレートから左右フック。大和がボディブローと細かいパンチで鈴木の体力を削っていく。
5R、大和はパンチとヒザを使い分け、前に出てくる鈴木を迎撃する。首相撲で鈴木を転倒させる大和。
終盤になると右ローを連続ヒットさせ、さらにパンチを何度も命中させる。パンチで追い込む大和に鈴木も打ち合いを挑むが、大和がストレートの連打で圧倒。
大和は「強いのは分かっていましたが、本当に強い相手でした。おじいちゃんとおばあちゃんが今年になって相次いで亡くなってしまいましたが、2人がパワーを送ってくれた試合だと思います」と、亡き祖父母に感謝を捧げた。
▼第3試合 NJKFスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
○裕・センチャイジム(センチャイムエタイジム/NJKFスーパーバンタム級1位/挑戦者)
判定3-0 ※49-47、49-47、50-46
●波賀宙也(立川KBA/NJKFスーパーバンタム級王者)
※裕が新王座に就く。波賀は初防衛に失敗。
波賀は首相撲を得意とし、100戦以上のキャリアを持つムエタイ戦士と互角の攻防を展開したテクニシャン。裕は2010年に梅野源治とWPMF日本スーパーバンタム級王座を争ったこともある選手だ。
1R、裕は右ミドル、サウスポーの波賀は左ミドル。裕の左フックがクリーンヒットすると、波賀はヒジで対抗。しかし、左フックが効いて波賀は動きが悪い。
2R、裕の左のパンチを何度も被弾し、グラつく波賀。左ミドルに合わせた左フックで裕がダウンを奪う。パンチ、ヒジ、得意の首相撲でも圧倒される波賀は鼻血を出す。
3R、首相撲からのヒザ蹴り勝負に持ち込む波賀。このラウンドを首相撲でしのぐと、4R、左ミドルと左ストレートで逆襲に出る。裕も負けじと右ミドル、左フック。
最終5R、裕は右ミドルを連発。波賀は逆転を狙うヒジ、首相撲からのヒザ。パンチとヒジで前に出る波賀だが、裕はしっかりディフェンスしてクリーンヒットを許さず。判定3-0で裕が新チャンピオンの座に就いた。
▼第2試合 交流戦 65kg契約 3分3R ※ヒジなし
○テヨン(キングジム/NJKFスーパーライト級王者)
KO 1R2分13秒 ※右ハイキック
●緒方 惇(チーム緒方)
2月大会で豪腕を爆発させてKO勝ち、NJKFスーパーライト級王座に就いたテヨンが、Krushを主戦場とする緒方を迎え撃った。9勝8KOのハードパンチャーであるテヨンに対して、緒方はアマチュアボクシングで国体準優勝の実績を持つ。
1R、サウスポーの緒方に対し、テヨンは右ローを多用していく。何度か飛び込んで組み付く動きを見せたテヨンは、同じタイミングで飛び込むとパンチを合わせようとした緒方から右のカウンターでダウンを奪う。続いて、右ローからの右ハイキックで豪快なKO勝ちを飾った。
▼第1試合 交流戦 58kg契約 3分3R
○MOMOTARO(OGUNI-GYM/NJKFフェザー級3位)
判定3-0 ※30-29、29-28、30-28
●アトム山田(武勇会/元WMAF世界スーパーフェザー級王者、元MAバンタム級&スーパーフェザー級王者)
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