【極真館】ブルガリア強し、出場した4階級全て制覇
極真空手道連盟極真館
「2014全日本ウェイト制空手道選手権大会」
2014年4月27日(日)埼玉・戸田市スポーツセンター
手技による顔面打撃(オープンフィンガーグローブ着用)、立ち関節技が認められた真剣勝負ルールによる全日本ウェイト制大会が、4月27日(日)埼玉・戸田市スポーツセンターで開催された。
昨年の同大会で2階級を制覇したブルガリアから、今年は5階級中4階級に選手がエントリー。最重量級の-89kg級でアレクサンダー・コマノフ(ブルガリア)が2連覇を達成したのを始め、出場した4階級全てを制覇するという圧倒的な強さを見せ付けた。
▼89kg以下級決勝戦 本戦3分延長2分
○アレクサンダー・コマノフ(ブルガリア支部)
延長1回 合わせ一本
●菊地 先(きくち・すすむ/さいたま中央支部)
2012年全世界ウェイト制選手権80kg超級優勝、昨年の全日本ウェイト制選手権-89kg級優勝のコマノフが今年も参戦。決勝戦で2007年・2008年・2011年・2013年と全日本ウェイト制選手権で4度優勝している菊地と対戦した。
コマノフは上体を左右に振りながら前へ出て、低い体勢から左右フックを放つ。菊地はコマノフが低い体勢になった時にヒザを突き上げるが、コマノフの反撃を喰らってタックルで動きを止める。左右フックでどんどん前に出て来るコマノフに、菊地は顔面前蹴りで反撃し、本戦の旗判定は引き分けに。
しかし延長戦が始まってすぐ、コマノフが右フックからの左フックで技あり(ダウン)を奪う。コマノフはボディと顔面を打ち分け、菊地が首相撲に来ると右アッパー。最後はコマノフが左中段廻し蹴りを放ち、左フックからの左ストレートで菊地が大きくグラついたところで技ありとなり、コマノフが合わせ一本勝ちで2連覇を達成した。
▼80kg以下級決勝戦 本戦3分延長2分
○マリヤン・マカヒーフ(ブルガリア支部)
判定5-0
●遊佐隆介(川崎元住吉支部/2012全日本高校生ウェイト制選手権80kg超級優勝)
遊佐はマカヒーフの右腕をつかんでの左ストレート。マカヒーフは後ろ廻し蹴りを多用する。遊佐は回り込みながら下段廻し蹴りを入れていくが、マカヒーフの圧力に押されてたびたび場外へ出てしまう。回り込もうとする遊佐を追いかけてパンチの連打を見舞ったマカヒーフが、判定5-0で優勝を飾った。
▼72kg以下級決勝戦 本戦3分延長2分
○ジオルギー・ドイチェフ(ブルガリア支部)
判定5-0
●遊佐真介(川崎元住吉支部/2012全世界ウェイト制空手道選手権72kg以下級準優勝)
遊佐が左フックからの右フックで入り込もうとしたところに、ドイチェフが左フックのカウンターで技ありを奪う。遊佐のジャブにワンツーを返すドイチェフ。遊佐が前へ出てくるところに上手く左フックを合わせていったドイチェフの判定勝ちとなった。
▼65kg以下級決勝戦 本戦3分延長2分
○ディラン・ニコルフ(ブルガリア支部)
判定4-0
●荒木賢太郎(福島県支部)
右下段廻し蹴りで攻める荒木に、左右フックで突進するニコルフ。荒木も負けじと右フックを放ち、突っ込んでくるニコルフにヒザ蹴りで応戦したが、前に出続けて手数も多かったニコルフが判定4-0で優勝を奪った。
▼60kg以下級決勝戦 本戦3分延長2分
○秋葉尉頼(さいたま中央支部)
一本 ※上段突き
●斎藤政樹(大阪北摂支部)
18歳で初段の秋葉と、42歳で10級の斎藤が優勝を争った。
秋葉が右下段廻し蹴りから左フック。斎藤は組み付いての投げを狙う。下段廻し蹴りでけん制する秋葉は、前に出ようとした斎藤を押し戻し、再び斎藤が前に出てきたところで左フック。この一発で一本勝ち(KO)を飾った。
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