【極真館】”伝説の空手家”盧山初雄が館長退任、荘厳な形を披露し新館長に岡崎氏を任命
4月17日、東京の代々木第二体育館で開催された極真館主催の『2022年春季全日本空手道選手権大会』にて新役員継承式典が行われた。
盧山氏は館長を退任し会長となり、新館長には岡崎寛人主席師範が就任する。また湖山彰夫本部長は国際本部長に就任することも発表され、式典はスモークをたいた三名による荘厳な転掌の形演武などが行われた。
【フォト】盧山氏の演武の模様、大山総裁が山籠りした三峰で任命式
盧山氏は劇画『空手バカ一代』にも登場する伝説の空手家で、1973年の極真第5回全日本大会では優勝、世界大会でも準優勝を果たし”ローキックの盧山”の異名をとった。
式典では一般社団法人極真奨学会の梅田嘉明代表理事から三人に任命状が授与。併せて岡崎・湖山両氏には9段位が認定された。梅田代表理事は「盧山初雄館長は誠の武士(もののふ)を示し、空手に対する情熱は1ミリも衰えることがない。見事な出生進退することとなった。これからは会長として極真館を俯瞰して皆を導いていくことでしょう。岡崎新館長には小さな完成品を目指すのでなく大きな未完成品を目指して下さい」と挨拶した。
盧山新会長は挨拶で「大山倍達総裁が亡くなり30年、極真館が発足して20年を迎えようとしています。大山総裁が亡くなる一週間前にお見舞いに行った際に『極真空手は永劫不滅だ。』と言われました。極真空手をさらに発展させて、極真空手が立派に存在するように頑張れとの遺言であったと思います。岡崎寛人、湖山彰夫の後継者に出会えたことは幸せなことです。これからは二人を支えて自らの稽古にも精進するつもりです。」と盧山氏。会長として第一線を退く形となるが、引き続き両氏を支え、自身の稽古にも精進していくとした。
新館長の岡崎氏は大山総裁存命から40年以上、盧山氏に師事。極真会館から極真館として独立してからも技術体系の確立に尽力してきた。2003年1月に盧山初雄館長が極真空手道連盟極真館を発足。34支部からスタートし、現在は国内45支部、海外70ヵ国に190支部に成長を遂げた。岡崎氏の今後の組織の手腕に期待される。
式典翌日には、盧山会長、岡崎館長、湖山国際本部長により、大山総裁がかつて山籠りの修行をし、現在は大山総裁の顕彰碑がある秩父の三峰神社にて新館長任命式を行った。
(記事:新・空手道)
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