【海外】シュワルツェネッガーの大会で日本人空手家が優勝
アーノルドクラシック2015
マーシャルアーツフェスティバル「極真空手チャンピオンシップ」
2015年3月13~15日(金~日・現地時間)オーストラリア・メルボルン コンベンション&エキシビションセンター
3月13~15日、オーストラリア(豪州)、メルボルンにてボディビル大会の中でも権威のある「アーノルド・クラシック」が開催された。イベント内にはマーシャルアーツフェスティバルとして各格闘技大会が開催された。
空手(WKF 寸止めルール)、ボクシング、カンフー、テコンドーなどに加え今回から極真空手チャンピオンシップも開催。極真独立系(日本その他世界の極真の組織に属していない)道場のピーターリッチ氏がアーノルドクラシック側に申請し極真の大会開催許可を得た。
世界の有名人であるシュワルツェネッガーの主催する大会だけに少しでも大きな大会にしようと、豪州内の極真系道場をはじめ極真以外の他流派にも声をかけ、新極真会はじめ極真独立系道場、他流派が集まり派閥を超えた極真豪州大会となった。
そんな中、唯一海外(日本)から参戦した選手がいた。若槻昌高(正援塾・大阪)である。過去に白蓮会館の全日本大会の中量級で優勝を収めてはいるが年齢は37歳で決して若くは無い。決勝では極真連合会のニューサウスウェールズ州大会(豪州最大の州)の中量級で優勝経験のあるカイル・チェン(新極真会)と対戦。
カイルは鋭い左上段回し蹴りを武器に一本や技ありを連取して勝ち上がってきた。決勝は本戦、延長と突き合い蹴り合いの応戦になるも引き分けで再延長に。やや疲れの見えたカイルに対し若槻が蹴り技を連打。終盤には左上段回し蹴りをヒットさせ5-0の判定で勝利し軽量級優勝を果たした。
優勝後、若槻は「最後の1分は本当に辛かったけれど、諦めなかった。昨年6月にUSA大山空手のアメリカ西海岸地区大会で優勝したのを皮切りに、いくつか海外での大会を経験しようと思い、出場しました。また機会があれば、挑戦したい」と意気込みを語った。
この大会では一本勝ち、技ありが多く見られ、男子重量級では新極真のアレックス・コチッチが準決勝で上段回し蹴りによる派手なKO、決勝でもボディへの突きを効かせ一本勝ちで圧倒的な強さを見せ付けた。
また軽重量級では、新極真会オーストラリア王者であり2013年の新極真会ワールドカップでは日本の加藤大喜と再延長に亘る接戦を演じたハミッド・ザンディが出場。決勝では延長戦に突入するも持ち前の自力とスタミナで差を付け判定で勝利し優勝。女子でも3階級中2階級が新極真と独占状態だった。
このイベントにはオーストラリア格闘技界の英雄「サム・グレコ」、「スタン・ザ・マン」、「ジョン・ウェイン・パー」、「ジャド・リード」が来場しサイン会などのファンサービスを行った。
<試合結果一覧>
▼女子軽量級
GOLD- Jenny Lau(KWF極真)
SILVER- Tamasin Walsh
BRONZE- Kylie Baker
▼女子中量級
GOLD- Georgia Verry (新極真会)
SILVER- Maree Zaferis
BRONZE- Gloria Cara
▼女子重量級
GOLD- Amanda Madruga (新極真会)
SILVER- Sasha Morrissey
BRONZE- Tiani Smith
▼男子軽量級
GOLD- Masataka Wakatsuki (正援塾)
SILVER- Kai Lu Chen
BRONZE- Kwanghyun Kim
▼男子中量級
GOLD- Benjamin Lyon(極真VIC州・独立系極真)
SILVER- Kalym Davies
BRONZE- Mathew Ah Chow
▼男子軽重量級
GOLD-Hamid Zandi (新極真会)
SILVER- Jacob Comelli
BRONZE- Patrick Pinto
▼男子重量級
GOLD-Alex Kocic (新極真会)
SILVER- Dane Carroll
BRONZE- David Weir-Smith
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