【ムエタイオープン】15歳天才少年がデビュー戦で世界王者と互角の戦い
センチャイムエタイジム
「MuayThaiOpen31」
2015年6月28日(日)東京・新宿FACE
▼スペシャルマッチ 第12試合 52.2kg契約 3分5R ※ヒジあり
△貴・センチャイジム(センチャイムエタイジム/WMC世界フライ級王者)
ドロー 判定1-1 ※49-50、49-48、49-49
△佐々木雄汰(尚武会/元ジュニアキックボクシング7冠王)※国内プロデビュー戦
佐々木はM-1、MA日本キック、ビッグバンなどのジュニア大会で7冠王となり、ムエタイの本場タイでは9勝2敗2分の戦績。ムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムでもその名が知られているほど。
ムエタイでプロ活動が出来る15歳に達したため、今回が日本でのプロデビュー戦となる。その相手は、なんとWMC世界王者。15歳の選手がプロデビュー戦で世界王者と対戦するのは破格の扱いのため、スペシャルマッチとして行われることになった。
1R、佐々木は回り込みながら右ローを何度もヒットさせる。貴のヒジを鮮やかにかわす場面も。
2R、首相撲で佐々木が何度も貴を転倒させ、場内が沸く。貴も負けじと首相撲に持ち込んで後半は佐々木を転倒させた。
3R、佐々木が回り込んでの右ロー、貴は首相撲に持ち込んでヒザ蹴りを突き刺す。しかし、佐々木は何度も巧みに貴を転倒させ、ハイキックで貴を脅かす。
4Rも大きく回り込む佐々木は、前に出てくる貴に左ミドルとパンチを当て、貴が首相撲からのヒザを蹴ると首相撲で鮮やかに転倒させる。
5R、回り込む佐々木を貴が首相撲に捕まえて徹底したヒザ蹴り。今度は佐々木も簡単にコカすことが出来ず、同体で倒れるかブレイクとなり、貴も攻めきれない。
勝敗は判定に持ち込まれ、三者三様のドローとなった。ドローとは言え、15歳がWMC世界王座、ムエタイオープン王座、NJKF王座とこれまで3つのタイトルを保持した貴と互角に戦ったことは驚異だ。
大会主催者のセンチャイ会長は、「いい試合でした。以前から注目していて、やっと日本でのデビュー戦を組めました。彼は絶対に伸びます。将来はタイの王者になれると思います」と、佐々木に太鼓判を押した。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
▼ダブルメインイベント 第11試合 MuayThaiOpenスーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
△TOMOYUKI(センチャイムエタイジム/MuayThaiOpneスーパーウェルター級王者)
ドロー 判定1-0 ※49-48、49-49、48-48
△ディーセルレック・ペットジンダー(タイ/ルンピニースタジアム認定ウェルター級6位&プロムエタイ協会同級5位/挑戦者)
※TOMOYUKIが2度目の防衛に成功。
TOMOYUKIが初防衛戦で、ムエタイの殿堂ルンピニースタジアム現役ランカーを迎え撃った。
1R、ディーセルレックはジャブと前蹴りでTOMOYUKIを近付けさせないようにするが、TOMOYUKIは離れた距離からでもボディへのパンチを放つ。ハイ、ロー、ボディブローと攻撃を散らして揺さぶりをTOMOYUKI。
2Rは大きな展開がなく迎えた3R、ディーセルレックは左ミドル、前蹴り、ジャブでTOMOYUKIを近付けさせず、TOMOYUKIは右ローで攻める。ディーセルレックはTOMOYUKIがパンチで入ってくるとヒジを合わせに行く。
4R、TOMOYUKIが何度かパンチの連打でアタックをかけ、アッパーを突き上げる。ディーセルレックも前へ出て左ストレート、左右のミドルで応戦。
5R、右ストレートをヒットさせたTOMOYUKIだが、前に出るたびにディーセルレックの前蹴りで突き放され、ディーセルレックはヒジも狙ってくる。入りたいTOMOYUKIと入らせないディーセルレック。判定はジャッジ1名がTOMOYUKIを支持したが、ドローに終わった。
強敵を相手にして2度目の防衛に成功したTOMOYUKIはマイクを持つと、「今日が誕生日だったのでKOしたかったんですが、強かったです。すいません。このムエタイオープンのベルトは自分が現役の間は誰にも渡しません」と宣言した。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】