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【巌流島】復活・田村潔司が秒殺一本勝ち、注目の60歳達人は中島に一本負け

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2015/07/18(土)UP

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▲渡辺一久(左)に左ハイキックを見舞うクラット(右)

▼第10試合 ミドル級トーナメント決勝戦 巌流島ルール 3分3R
○ビターリ・クラット(コンバット・サンボ/ロシア)
KO 1R 2分41秒 ※右ボディストレート
●渡辺一久(ボクシング/日本)
※ビターリがトーナメント優勝。

この一戦の全写真88~168番

 トーナメント決勝は、1回戦で優勝候補のJ.Z.カルバンをKOしたビターリと、テコンドーのチョン・チャンヒョンをTKOで破った渡辺が争った。

 1R、渡辺は側転してからの蹴りを繰り出し、場内を沸かせる。両者パンチを繰り出して打ち合いとなるが、クリーンヒットはない。パンチでボディを攻めるビターリは左ミドルキックも放ち、離れた距離から右ボディストレート一閃。

 この一発がボディに突き刺さり、渡辺は悶絶。2連続KO勝ちでビターリがトーナメント優勝を飾った。

 ビターリは勝利者インタビューに、「打撃が非常に強い2選手だったので勝つことが出来て本当に嬉しいです。巌流島ルールはコンバットサンボに似ていて、コンバットサンボは何にでも対応できる。私のファイトを気に入ってくれたのなら、もう一度巌流島に戻ってきます」と答えた。

 一方、渡辺は「何年かぶりにパンチだけでやってくれて、面白かったし嬉しい」とほぼパンチだけで勝負できたことを喜んだが、「確かに効かされて倒されたけれど、俺はあの後の展開を考えていた。あの後、マウントを取られて15秒耐えて、またスタンドでやろうと思っていたのに止められた」と、ストップが早かったと訴えた。


▼第9試合 スーパーファイト 巌流島ルール 3分3R
○ブライアン・ドゥウェス(キックボクシング/オランダ/巌流島初代王者)
一本 1R 1分35秒 ※転落3回
●マイティー・モー(K-1/アメリカ)

この一戦の全写真169番~203番

 2月に行われた巌流島第1回大会のトーナメントで優勝し、初代王者となったドゥウェスがかつてK-1で活躍したモーと対戦。

 1R、組み付いたドゥウェスが体を入れ替えるようにしてモーを転落させ、モーも同じようにして転落を奪う。

 パンチで前に出るモーにドゥウェスは自ら倒れ込んで寝技になると、上になったモーを引っ繰り返して転落させる。最後もドゥウェスが巴投げのような形でモーを転落させ、初代王者の実力を見せ付けた。
・【インタビュー】 第1回大会優勝者ブライアン・ドゥウェス

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