【ZONE】藤原あらし、森井洋介、邦博がKO勝ちの競演
琉球かきだみし協会
「KICKBOXING ZONE 3 沖縄大会」
2015年9月13日(日)沖縄・ネーブルカデナ3Fカデナアリーナ
▼第16試合 メインイベント バンタム級 3分5R
○藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/元WBCムエタイ日本バンタム級王者)
TKO 2R1分29秒
●SIDEN(契明ジム/INNOVATIONバンタム級10位、ALL JAPAN 格闘空手選手権大会無差別級優勝)
1R、オーソドックスのSIDENに対し、あらしは左ミドルからスタート。左の蹴りの対策に、SIDENは左へステップするが、あらしは左の蹴りをミドル、ローと蹴り分けて飛ばし、そこからスピードあるパンチを繋げる。SIDENが組みついてきても、あらしは逆に後方へ組み倒す。
SIDENは右ストレート、左フックと応戦するが、あらしはこれを浅い当たりにとどめる。そして左の蹴りのプレッシャーからSIDENのボディにヒザ。SIDENは左フックを返すが、あらしはよく見て空を切らせる。
組み合いからあらしを横に振る場面も見せたSIDENだが、あらしはすぐに脇を差して組み返しSIDENを投げる。
2R、レフェリーのブレイクが早いので、あらしは組みではなく前蹴りを突き刺し、左ミドルを連打していく。
しかしSIDENはタフさと気持ちの強さを見せひるむことなく前に来る。あらしはSIDENの前に来る動きを読んだか、前蹴りからボディへの左ヒザをグサリ。これが綺麗に決まってSIDENは悶絶してダウン。
あらしがこれによりKOでメインを締め、ともに沖縄を訪れた3人の子どもたちと記念写真に納まると、「ありがとうございます。沖縄が大好きになりました」とマイクで語り、地元ファンの歓声を集めた。
大会後はZONE小林さとし代表がリングに上がり、メインで勝利したあらしと大会を主催した琉球かきだみし協会・安里昌明代表の手を掲げ、「また来年も来たいと思ってます。よろしくお願いします!」と2016年もZONE沖縄大会を開催することを宣言し大会は幕となった。
▼第15試合 セミファイナル 56kg契約 3分5R
○邦博(真樹ジムオキナワ/西日本統一バンタム級王者、RKAスーパーバンタム級王者)
TKO 2R3分
●ジョッキーレック(タイ/GTジム/元イサーン 地方スーパーフライ級王者)
1R、邦博はジョッキーレックと手を合わせるなり左右ローでいきなりスパート。ジョッキーレックもこれにただならぬ感じを受けたか、必死の様相で邦博に組み付く。邦博はヒジをに警戒しながら右アッパーから右ロー、左ローとジョッキーレックを攻め足を効かせる。
ローを嫌がり組みに出るジョッキーレックだが、邦博もそれを読みバックステップして組ませない。ジョッキーレックは下がってロープを背負ってのファイトとなるが、邦博はジャブ、左フックから右ロー。ジョッキーレックも同じくローで応戦するが、邦博は右ローを止めることなくさらに足へのダメージを追加していく。
2R、右ローを警戒しているジョッキーレックに対し邦博は左ロー。これで右足も効かすとジョッキーレックは組みに来る。表情には出さないが焦りの感じられるジョッキーレック。精神的優位にある邦博は足を払ってジョッキーレックを転倒させる。
足が効き前に出られなくなったジョッキーレックはロープを背負い、組みを多用する展開となる。
ラウンド終了間際、邦博は左ボディフックをクリーンヒット。これが効きジョッキーレックが下がったのを見逃さず、邦博はボディへの跳びヒザで追撃。苦悶の表情で倒れたジョッキーレックを見てレフェリーは試合をストップし、邦博が3度目のタイ人戦にして初勝利を上げた。
試合後、感極まった様子を見せた邦博はマイクを取り、「この沖縄のリングに上がるのは最後になります。僕は身の回りの整理をして、また大好きなキックボクシングに打ち込めるようになってからリングに帰ってこようかなと思ってます。その時はまたみなさんご声援よろしくお願いします」と挨拶。活動休止を宣言してリングを降りた。
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