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【修斗】のび太、ド根性ファイトでジャイアンと共に勝つ

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2015/11/29(日)UP

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扇久保(右)はこの左ハイキックを何度も当てていった

▼第8試合 セミファイナル バンタム級 5分3R
○扇久保博正(パラエストラ松戸/第8代修斗世界フェザー級王者、2014VTJフライ級トーナメント優勝)
判定3-0 ※30-29、30-29、29-28
●猿田洋祐(和術慧舟會HEARTS/修斗世界バンタム級1位)

 扇久保が2年8カ月ぶりに修斗のリングに凱旋。扇久保は極真空手とブラジリアン柔術をバックボーンに持ち、2011年4月に第2代修斗環太平洋フェザー級王座、2012年5月には第8代修斗世界フェザー級王座を獲得し、2014年に参戦した『VTJ』ではフライ級トーナメントを制した。その扇久保と対戦するのは、修斗世界バンタム級1位・猿田。両者ともこの一戦の向こうにタイトル挑戦を見据えての試合となった。

 1R、パンチで前に出る猿田を蹴りで迎え撃つ扇久保。タックルでテイクダウンに成功するが、体勢を入れ替えて上になった猿田が抑え込みながらのパンチ。扇久保は下から顔面を蹴り上げる。

 2R、前に出る猿田に扇久保がパンチからの左ハイキック、ローを何度もヒットさせる。猿田のタックルをフロントチョークに捕らえるが、猿田は首を抜いて脱出し、バックを奪う。上のポジションになってコツコツとパンチを打つ猿田。

 3Rも猿田がパンチで前へ出て、扇久保が左ハイとローで迎え撃つ。猿田のタックルにフロントチョークを仕掛ける扇久保だが、またしても極まらず猿田が上に。立ち上がった扇久保はパンチの連打からタックルを仕掛け、バックを奪った。しかし、ここでも猿田が上を奪い返し、パンチをコツコツと打ち込んでいく。

 難しい判定となったが、扇久保が勝利。お互いに相手の腕を上げて健闘を称え合うと、扇久保はマイクを持ち「全然ダメです。僕の負けです。すいませんでした」と観客に頭を下げる。「でも一応試合に勝ったので、チャンピオンとやらせてもらえるならやらせて欲しい。もう1試合やってからでもいいので。また練習してきます」と、控えめにタイトル挑戦をアピールした。


 

竹中(左)がテイクダウンし、有利なポジションをキープし続けた

▼第7試合 フェザー級 5分3R
○竹中大地(パラエストラ和泉/2013年フェザー級新人王)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
●佐藤将光(坂口道場一族/修斗世界フェザー級8位)

 両者は9月13日に開催された『VTJ.7th』に参戦し、佐藤は安藤達也との接戦に勝ち、竹中はジョン・チュン・イルにスリーパーホールドで一本勝ちしている。佐藤は修斗で2戦2勝、竹中はプロデビュー以来7勝1分と無敗を誇っている。

 1R、竹中が左ミドルをクリーンヒットさせ、組み付いてコーナーへ押し込むと佐藤はヒジを見舞う。一度離れると竹中が左ミドル、左ストレートを当ててタックルでテイクダウンし、バックを奪う。さらに竹中は上からしっかりと抑え込み、佐藤は下から頭部へヒジを入れる。

 2Rも竹中の左ミドルがヒット、佐藤が左フックを放ってくると竹中はタックルでテイクダウンを奪う。しっかり抑え込み、サイドポジションになり、一瞬マウントも奪う。

 3R、パンチで前に出る佐藤だが、すぐにタックルでテイクダウンされてしまう。下からの三角絞めは失敗。残り2分でブレイクとなり、佐藤は飛びヒザ蹴りで勝負を懸けるも竹中は組んでバックを奪い、リフトアップしてテイクダウン。ここもしっかりと抑え込み、さらにバックも奪う。

 主導権を握り続けた竹中が判定3-0で勝利を収めた。

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