【武林風】恐るべし中国、世界カンフー王者決定戦でムエタイトップ戦士撃破
12月5日(土・現地時間)中国・河南省で開催されたキックボクシング大会『2015WLF武林風世界拳王争覇戦in鄭州』にて波乱が起こった。
今年1年を通じて行われてきた「WLF 63kg世界カンフー王者決定トーナメント」の最終戦として、準決勝・決勝が行われた。準決勝の組み合わせはいずれも中国vsタイの組み合わせに。
準決勝第1試合では、ウェイ・ルイ(中国)とパコーン・P.K.セーンチャイムエタイジム(タイ)が激突。パコーンは元ルンピニースタジアム認定ライト級王者で、現スーパーライト級5位。日本でも知られるムエタイの強豪で、タイのビッグマッチには欠かせないスター選手だ。来日経験もあり、2014年10月にヤスユキを破っている。
そのパコーンにルイが判定勝ちする大番狂わせに。1Rはサウスポースタイルから繰り出す左の攻撃でルイが優勢、2Rはパコーンがパンチとミドルキックで逆襲し、3Rはルイがパコーンのハイキックをキャッチして2度転倒させたことや飛び前蹴りをボディにヒットさせたのが決め手になったか、大きな差はなかったがルイが決勝へ進出。
準決勝第2試合では、ドン・ザーチー(中国)とルンラウィー・サシプラパー(タイ)が対戦。ルンラウィーは元ルンピニー スタジアム認定バンタム級王者で、こちらも来日経験あり。2012年5月の新日本キックで蘇我英樹を破っている。また、2011年8月にはWBCムエタイインターナショナル・スーパーバンタム級王者の国崇(拳之会)をアメリカの試合でTKOに葬っているなど、日本でもその名が知られている強豪だ。
体格で上回るザーチーはそのルンラウィーを1Rに、左フックからの右ストレートで大の字にさせてTKOで破り決勝へ進出。決勝戦ではルイがザーチーに延長戦の末に判定勝ちし、WLF 63kg世界カンフー王者となった。
また、ZONEプロデューサーの小林さとしの推薦を受け、今大会に出場した稲津航大(RIOTGYM)は、WLF 60kg新人王のコン・ロン(中国)と第1試合で対戦。判定負けを喫している。
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