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【パンクラス】日沖発が貫禄の1R一本勝ち

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2016/01/31(日)UP

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スタンドの打撃で押されたエトレシェフだが、チョークスリーパーで一本勝ち

▼第7試合 ウェルター級 5分3R
○ビスラン・エトレシェフ(ロシア/エトレシェフチーム/ノースライオンチーム)
一本 2R 3分40秒 ※チョークスリーパー
●高木健太(リバーサルジム川口REDIPS/パンクラス・ウェルター級2位)

 高木はここ3戦KO勝ちしている。今回は柔術とムエタイをバックボーンにするというエトレシェフが相手。

 1R、高木は回り込みながらローを蹴る。下がり気味のエトレシェフは、高木のパンチをもらいダウン。高木は上になるが、離れてブレイク。エトレシェフが左目の下をカットしているためドクターチェックが入る。

 再開。警戒していたエトレシェフだが、急に大振りのパンチで襲いかかる。しかし高木はパンチで前に出てケージ際でテイクダウン。自ら立って「来い」のジェスチャー。スタンド勝負を挑む。エトレシェフは右ハイキックからケージ際で激しく打ち合う。両者とも一発がありそうで緊張感が漂う中、高木が跳びヒザを放ったところで終了。

 2R、エトレシェフはタックルからケージへ押し込むが、高木は突き放す。エトレシェフは消耗している様子。回り込みながら打ち合うが、高木のローがローブローとなり中断。

 再開。エトレシェフはタックルからテイクダウン。さらにマウントを奪う。ヒジ連打からバックを取り、さらにバックマウントからチョークスリーパー。これが極まり、エトレシェフが初戦でいきなりランカーに勝つ結果となった。

 エトレシェフは「左のヒザに怪我があり動きが緩慢になった。でも、そのあとにセコンドからいいアドバイスをもらい、良い動きができた。またパンクラスに戻って来られたら、どんな選手が相手でも心から喜んで戦いたい。パンクラスファンの皆さま、ありがとうございます」と語った。


マルティノフが上からのパンチで佐藤を葬った

▼第6試合 ミドル級 5分3R
○セルゲイ・マルティノフ(ロシア/Peresvet FT/ノースライオンチーム)
TKO 1R 2分03秒 ※レフェリーストップ
●佐藤光留(パンクラスMISSION)

 佐藤は昨年8月、3年7カ月ぶりにパンクラス参戦。シャノン“ザ・キャノン”リッチからアームバーでギブアップを奪っている。対戦相手のマルティノフは空手と軍隊格闘術がバックボーンだという。

 1R、佐藤はローキックで様子を見る。マルティノフはパンチを放っていくが、このパンチは圧力がありそうだ。佐藤が片足タックル。マルティノフはこらえて倒れず、鉄槌、ヒジを繰り出す。佐藤が金網へ押し込むと、マルティノフはヒジを連打。佐藤が左こめかみあたりから出血し、ドクターチェックが行われる。

 再開。大きくパンチを振る佐藤。しかしマルティノフはテイクダウンして上から殴る。佐藤はタックルから膝十字を狙い、これが極まるかと思われたが、マルティノフは外してしまう。佐藤はさらに足を狙い続けるが、マルティノフはパウンドを連打。佐藤はかなり出血しながらも耐えたが、動けなくなりレフェリーが試合を止めた。

 マルティノフは「相手は、試合の後半で足を非常にうまく絡め取っていたが、うまく処理して試合に勝つことができた。パンクラスファンの皆さんは、私を温かく迎えてくださってありがたい。日本のファンはロシアの人のように温かい。良い試合を見せられて満足です」と語った。

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