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【RIKIX】那須川が飛びヒザで宮元をKO、梅野は苦戦ドロー

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2016/03/12(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

強打者対決らしい激闘となった前口(左)vs大月(右)は、前口が大月越えを果たした

▼第5試合 62.5kg契約 3分3R
○前口太尊(PHOENIX/J-NETWORKライト級王者)
TKO 3R 47秒 ※レフェリーストップ 
●大月晴明(キック スターズ マスクマン/元Krush-60kg級王者、元WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)

 大月、前口ともに勝った試合のほとんどがKO勝ちというハードパンチャー対決。

 1Rが始まると、さっそく飛び込むパンチで攻めていく大月。前口は距離をとってロー&ミドルで蹴り中心の展開。大月もローと前蹴りを放ち、フックへつなげていく。終盤、前口の強烈な右ボディストレートが突き刺さり、大月もすぐにボディを打ち返す。

 2R、前口がパンチの連打で大月をコーナーへ追い詰め、大月もフックで応戦するが前口のパンチに仰け反る。またも連打でコーナーへ詰めた前口は頭を下げてパンチを受けていた大月に右ヒジ。これが大月の頭部を切り裂き、大月は大流血。

 ドクターチェック後、大月は左右フックで勝負を懸けて左ボディブローも叩きつける。これに対して前口も真っ向から打ち合い、スリリングな打ち合いが続く。

 すると大月は“打ってこい”とばかりにノーガードになってその場に立ち尽くす。普通ならカウンターを警戒するところだが、前口は構わず大月の顔面へパンチを放ち、右ハイキックもヒットさせるがタフな大月は倒れない。

 3R、またも打ち合いを展開する両者だが、前口がパンチで前へ出てヒジ打ちも見舞う。前口がロープを背負った大月に右ヒジで攻めると、さらに流血がひどくなった大月にドクターチェック。今度は試合続行不可能と判断され、前口のTKO勝ちに。前口が大月を破る金星をあげた。


鮮やかにSHIGERUをコカすセーンアティット

▼第4試合 63kg契約 3分3R
○セーンアティット・ワイズディー(タイ/元ラジャダムナンスタジアムフェザー級6位)
判定2-0 ※29-28、30-30、30-29
●SHIGERU(新宿レフティ/元WPMF世界スーパーフェザー級暫定王者)

 SHIGERUは相手を泥沼に引きずり込む豊富なスタミナを武器とし、一昨年のBLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメントに出場。一回戦で郷州力をKO。続く準決勝戦で不可思に判定勝利し、決勝戦で小宮山工介に敗れるも準優勝を収めている。

 一方のセーンアティットは、タイの所属ジムとのトラブルで日本に滞在しているが、タイに帰国すればすぐにランキングに復帰できる現役バリバリのトップ選手。

 1R、セーンアティットのジャンプしてのヒジに対し、SHIGERUもすぐにジャンプしてのヒジを打ち返す。パンチで攻めていくSHIGERUにセーンアティットは右ミドルを合わせる。

 2R、SHIGERUはコンビネーションパンチを駆使して手数多く攻める。左右のボディブローもヒットし、セーンアティットはパンチの打ち終わりにミドルを合わせる。後半になるとSHIGERUはそのミドルにパンチを打ち返す。

 3R、さらに勢いを増してパンチで攻めるSHIGERUに、セーンアティットは組み付いてSHIGERUを次々とコカしていく。さらにミドルとロー。手数ではSHIGERUが優っていたが、蹴りのクリーンヒットとコカしをジャッジは評価したか、セーンアティットの判定勝ちとなった。


 

小野寺力の弟子・藤野(右)が立嶋(左)との激しい攻防を制した

▼第1試合 58kg契約 3分3R
○藤野伸哉(RIKIX)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-29
●立嶋篤史(ASSHI-PROJECT/元全日本キックフェザー級王者) 

 1990年代に「キック界のカリスマ」として当時の格闘技ブームを支えた元・全日本キックボクシングフェザー級王者・立嶋が参戦。今大会の主催者である小野寺力とは、同時代にライバル団体同士のエースとして活躍した時期もあったが、対戦は実現しなかった。その立嶋が、小野寺の愛弟子・藤野と対戦した。

 1R、左ミドルを中心に蹴ってくる藤野に対し、ローと右のストレート&フックで攻める立嶋。藤野のミドルに右フックをジャストミートさせる立嶋だが、藤野は蹴りからパンチ、ヒジで立嶋を追い込んでいく。

 2R、右を強打する立嶋に藤野も相打ちの右。しかし、一発で終わる立嶋に対して藤野は左フックを返す。これが何度も立嶋を捉える。さらに藤野のヒジで流血して立嶋はドクターチェックを受ける。

 3R、藤野の右ローで膝を折り、右ハイキックでグラつく立嶋。しかし、左ボディブローを徹底的に狙って藤野を後退させる。最後まで激しく打ち合った両者。意地を見せた立嶋だったが、判定で藤野が勝利した。


 

▼第3試合 63kg契約 3分3R
△長谷川健(RIKIX)
ドロー 判定1-0 ※29-30、29-29、29-29
△佐藤 琉(エイワスポーツジム)

▼第2試合 ウェルター級 3分3R
△KENGO(RIKIX)
ドロー 判定1-1 ※30-29、29-30、29-29
△遊佐隆介(チームサムライ)

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