【M-ONE】ヤスユキ、ハイキックで王者グラつかせるも一歩及ばず
▼第6試合 WPMF日本フライ級王座決定戦 3分5R
○矢島直弥(はまっこムエタイジム/WPMF日本フライ級2位)
判定2-0 ※49-48、49-49、49-48
●隼也ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪/WPMF日本フライ級1位)
※矢島が新王座に就く。
両者は昨年9月にも王座決定戦で拳を交えたが、結果はドロー。王座は主催者預かりとなり、今回改めて再戦で王座決定戦が組まれた。
1R、両者とも序盤から強いロー、ミドル、パンチを打ち合い、ヒジも繰り出す。気迫むき出しの攻防が繰り広げられた。
2Rも激しい展開。先に仕掛けるのは矢島で、パンチ主体で前へ出る。隼也もストレートのような伸びる左ジャブと左ミドルを当てていく。前に出る矢島にタイミングのいい左ミドルが何発も入った。
3R、矢島が顔面とボディにパンチを打ち分けて攻めまくる。隼也は左ミドルで応戦するが次第に組み付きが多くなり、手数も減った。
4R、矢島がパンチで前へ出続け、ついにボディが効いたか隼也の手が止まる。勢いに乗ってパンチで攻めまくる矢島。空振りも多いが、矢島の攻勢が目立った。
5R、組み付きを多用する隼也は矢島がボディを打ってくるところにパンチを合わせる。しかし、矢島はどんどん前へ出てパンチで攻め、空振りしてもお構いなしに突進。隼也は追い回される形となった。
判定は2-0で矢島の勝利。矢島は勝利の雄たけびをあげた。
▼いつか引退記念エキシビションマッチ 2分1R
ーいつか(新宿レフティージム/WPMF世界フライ級王者)
勝敗なし
ーグレイシャア亜紀(NEXT LEVEL渋谷/WPMF日本スーパーフライ級王者、WMC女子インターコンチネンタルスーパーフライ級王者、元J-GIRLSフライ級王者)
いつかは元モデル&レースクイーンという異色の肩書きを持ち、2005年にMMAでデビュー、2010年からキックボクシングに専念して2014年9月にはWPMF世界女子フライ級王者に。今回引退することになり、2013年10月にWPMF日本女子フライ級タイトルマッチを争ったグレイシャアとエキシビションマッチを行った。
容赦なくコンビネーションを回転させてパンチ、キックを叩き込むグレイシャアに、いつかも突進ファイトで応戦。いつからしいパワフルなファイトを見せ、エキシビションを終えるといつかは号泣。
「12年近く格闘家として生きてきました。行くあても無い自分を浜川会長が拾ってくれて、日本(タイトル)を獲って世界を獲って今の自分がいます。いつも泣いたり笑ったり、時には破門にされたりして本当に厳しかったけれど、最後にもう一度練習を見てくれて嬉しかったです。格闘技の父は浜川会長だと思っているので、本当の父親と2人で見届けてくれたのは嬉しいです」と、師匠である浜川会長を始め多くの関係者に涙まじりのお礼。
そして、「このリングを降りますが、全部が終わるわけじゃなく自分の新しい挑戦をしていこうと思っています。暖かく見守ってください。12年間本当に幸せでした」と告げ、10カウントゴングを聞いていつかは現役に別れを告げた。生涯戦績は12勝(1KO)5敗1分。
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