【ムエタイ】ワンマリオが終盤に追い上げ勝利
タイプロフェッショナルボクシング協会/タイ国政府観光庁
「Miracle Muay Thai」
2016年3月17日(木・現地時間)タイ・アユタヤ歴史公園
▼タイプロボクサー連盟会長杯 ライト級 3分5R
○ワンマリオ・ゲオサムリット(スペイン)
判定
●バーンペット・スーリアンパタヤ(タイ)
タイを主戦場にし、トップ戦線で活躍してきたスペイン人のベテランムエタイ戦士ワンマリオが登場。対するバーンペットはムエタイの国際大会『MAX MUAY THAI』にも出場している選手だ。
1R、バーンペットはワンマリオの武器であるパンチを警戒して左右ミドル、前蹴り。ワンマリオは右ローを集中的に蹴る。
2R、バーンペットは下がりながらジャブと前蹴り、ワンマリオが前に出てくるとヒジを繰り出す。ワンマリオのパンチを警戒しているのがよく分かる。ワンマリオは右ローを狙い撃ちにして右ストレートも入れる。バーンペットは強い右ミドルを蹴り込んだ。
3R、ワンマリオはバーンペットの左右ミドルにローを返し、顔面からボディへパンチを打ち分ける。バーンペットは前蹴りで距離とってヒジを狙い、バックスピンエルボーまで繰り出す。さらにワンマリオをコカして両手をつかせた。
4R、バーンペットは下がりながら左ミドルを蹴るが、ワンマリオが右ストレートからの足払いで転倒させることに成功。さらにボディを集中的に攻める。パンチ、ヒジの打ち合いに場内が沸く。ワンマリオは鼻の辺りをカットされて流血するが、その後の首相撲でまたもバーンペットを転倒させ、ここまでの劣勢を挽回した。
5R、一気にパンチ連打で攻めるワンマリオ。タイも打ち合うが、ワンマリオの左右フック、ボディブローを浴びる。パンチで圧倒するワンマリオはさらに組んでのヒザ蹴り、ヒジ打ち。タイも負けじと首相撲で転倒させるが、その後にワンマリオがまたも転倒させて勝負を決め、判定勝ちした。
▼WPMF世界女子スーパーバンタム級王座決定戦 2分5R
○アシュリー・ニコルス(カナダ)
KO 5R1分40秒(時間計測:イーファイト) ※右フック
●クワンチャイ・ソータワンルーン(タイ)
※アシュリーが新王座に就く。
アシュリーはムエタイのほかにMMA(総合格闘技)、ブラジリアン柔術、ボクシングなどの試合も行っているマルチファイターで、北米K-1王者の肩書きを持っている。また、2014年12月にWPMF世界女子スーパーバンタム級王者になっており、今回は王座返り咲きを狙った。
対するクワンチャイは昨年12月、WMC世界女子バンタム級王者として『MAT』に来日。WPMF日本女子バンタム級王者・陣内まどかと対戦し、陣内を判定で破っている。
2Rからアシュリーが前へ出てパンチを出し、ワンツーが何度もヒットする。クワンチャイは首相撲に持ち込むが、ヒザ蹴りを多く出すのもアシュリーの方だ。
4Rにはアシュリーがワンツーとボディブローで一気に攻め込み、右ストレートが特にヒットする。クワンチャイは前蹴りで突き放しにかかるが、アシュリーの勢いは止まらない。
そして5R、クワンチャイは組み付いてヒジ、ヒザを狙うが、アシュリーがパンチ連打で攻め込んで組み付くとヒザ蹴りを何発も見舞う。完全にパンチで圧倒し、左ボディ、右ストレートでクワンチャイの動きが完全に止まる。
最後はボディをかばうクワンチャイに右ボディから左フック、そして右ストレートでKO。アシュリーが見事なKO勝ちで王座に返り咲いた。
▶︎次ページはチューチャイがガーナ選手にKO
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