【UFC】中村K太郎が2R残り1秒で劇的な復活一本勝ち
▼メインイベント バンタム級 5分5R
○ジョン・リネカー(ブラジル/同級11位)
KO 1R 2分43秒 ※パウンド連打
●マイケル・マクドナルド(アメリカ/同級5位)
半年ぶりのUFC参戦となったマクドナルドは、UFCバンタム級暫定タイトルマッチを経験した実力者。2013年12月から約2年間、怪我のため戦線離脱を余儀なくされていたが、今年1月の復帰戦で金原正徳から一本勝ちを収め、復活の狼煙を上げた。
対するリネカーは2012年にUFCに初参戦。高いボクシングテクニックに加え、UFCでも随一と言われるパンチの回転力の速さを武器に、10戦8勝2敗の戦績を収めている。
1R、お互いに打撃で攻撃を組み立てる。マクドナルドがパンチを放つと、リネカーは3、4発をまとめて返す。するとマクドナルドがヒザ蹴りを放とうとしたところに、リネカーの右フックがクリーンヒット。マクドナルドはダウン気味に倒れるが、すぐに立ち上がるとケージを背にして打ち合う。
しかし、パンチの回転力で勝るリネカーの左右のフックを続けざまにくらって苦しい状況に。何とか逃げようとするが、再びケージを背にリネカーと向き合ったところで、右ボディブローからの左フックを被弾。崩れ落ちたところにリネカーのパウンドを受け、マクドナルドはそのまま動かなくなると、レフェリーが試合を止めた。
試合後にマイクを向けられたリネカーは、「初めてのメインイベントで勝つことができで本当に嬉しい。ドミニク・クルーズよ、待っていろ」と、王者の名前を叫び、対戦をアピールした。
▼ライト級 5分5R
○トニー・ファーガソン(アメリカ/同級3位)
一本 2R 2分22秒 ※ダースチョーク
●ランド・バンナータ(アメリカ)
2011年の初参戦以来、11戦10勝1敗と圧倒的な勝率を誇るファーガソン。2014年5月に菊野克紀から初回KO勝ちを収めるなど現在7連勝中。対するバンナータはマイケル・キエーザの代役として急遽出場することになったUFC初参戦のファイター。
1R、変則的な動きから打撃を繰り出すバンナータ。バックハンドブローでファーガソンを強襲し、右ストレートを連続でヒットさせる。打撃の打ち合いからバランスを崩したファーガソンに、バンナータの右ハイがクリーンヒット。パウンド追撃を受けてふらふらの状態になりながらも、ファーガソンは下からヒールホールドを仕掛けて何とかしのいだ。
2R、激しい打撃の応酬。徐々にガードが下がるバンナータに対し、ファーガソンは強烈な右のスーパーマンパンチ。劣勢となるバンナータは打撃を返すも勢いが無くなる。すると、パンチを放ち終わったバンナータが頭を下げた一瞬の隙をつき、ファーガソンがフロントチョーク。バンナータが倒れこむと、体をひねってダースチョーク。これがかっちりと極まり、バンナータはたまらずタップ。
ファーガソンは王座挑戦に一歩近づく勝利を上げた。一方、敗れたバンナータもトップランカーをあわやの場面に追い込むなど、初出場とは思えない健闘を見せた。
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