【五輪レスリング】伊調馨が金、五輪女子初の四連覇
「リオ五輪 レスリング女子 フリースタイル58キロ級」
2016年8月17日(現地時間)カリオカアリーナ2
レスリング女子58キロ級の伊調馨(32=ALSOK)は決勝でワレリア・コブロワゾロボワ(ロシア)に勝って金メダルを獲得。五輪女子種目、史上初の四連覇を達成した。
今年1月のロシアの国際大会でプレブドルジ(モンゴル)に13年ぶりの黒星を喫した伊調。
決勝の相手はそのプレブドルジを破って勝ち上がってきた。
第1ピリオドでアクティビティタイムで1点を先制した伊調だったが、残り35秒で相手に足を取られてからバックを取られ1−2と逆転を許す。
1点を追う第2ピリオド。お互いポイントがないまま時間が過ぎる。残り30秒で相手のタックルで右足を掴まれた伊調は上から覆いかぶさり、徐々に相手のバックに回りながら足を抜こうとする。相手は足を離さずバックを取りらせまいとするが、残り5秒で足を抜いてバックを取り伊調が3−2と大逆転勝利で四連覇を達成した。
残り5秒で逆転したことについて伊調は「相手がタックル入ってきてくれたので、最後のチャンスだと思って、ここしかないと思って取りに行ったんですけど、取れてよかったです。最後はお母さんが助けてくれたと思います」と一昨年、65歳で急逝した母・トシさんに感謝。トシさんは「勝負事には死んでも勝て」と子供達を教育。母に捧げる金メダルとなった。
伊調は初戦の2回戦でマルワ・アマリ(チュニジア)を11-0テクニカルフォールで勝利、準々決勝では昨年の世界選手権3位のエリフジャレ・エシリルマク(トルコ)を3―1で勝利、準決勝ではロンドン五輪55kg級銅メダリストのユリア・ラトケビッチ(アゼルバイジャン)に第1ピリオド2分20秒で10―0のテクニカルフォールで圧勝、決勝進出を決めた。
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