【UFC】引退宣言のヘンダーソン惜敗、ビスピンが逆転勝利で王座防衛
「UFC 204」
2016年10月8日(土・現地時間)イギリス・マンチェスター マンチェスター・アリーナ
▼UFCミドル級タイトルマッチ 5分5R
○マイケル・ビスピン(イギリス/王者)
判定3-0 ※49-46、48-47、48-47
●ダン・ヘンダーソン(アメリカ/挑戦者)
※ビスピンが初防衛に成功
UFCミドル級王者ビスピンに挑戦するヘンダーソンが、この試合を最後に現役を引退する。8月に46歳を迎えたヘンダーソンは記者会見の場で、「勝とうが負けようが、これが最後の試合になる。これ以上、続けようという気持ちは無いよ。理想はベルトを獲って引退することだ」と現役引退の意向を示した。
1R、ビスピンが左ジャブで距離を取り、ヘンダーソンは左ジャブ、右のオーバーフックを返す。お互いに様子を伺いながら攻撃を出す中、ヘンダーソンの右のオーバーフックがクリーンヒットし、ビスピンが倒れる。ヘンダーソンはパウンドの連打を見舞ったがビスピンは耐え凌ぐ。
2R、ビスピンがプレッシャーを強め、パンチに左ハイを混ぜながらじりじりと追い込む。ビスピンの右ストレートがクリーンヒット。これでぐらついたヘンダーソンだが、逆に右ストレートをヒットさせ倒れたビスピンを抑え込む。
3R、左目を腫らしてもダメ―ジを感じさせないビスピンが前に出続け、左ハイ、右ストレートでヘンダーソンを追い込む一方的な展開に。疲れを見せるヘンダーソンはなかなか攻撃を返せない。4Rも左ハイを主軸とした攻めを見せるビスピンの前に、ヘンダーソンはインローを返すなどするが、手数は少ない。
5R、打撃でプレッシャーをかけるビスピンに、ヘンダーソンは足をキャッチしながらタックルを仕掛けてテイクダウンに成功。起き上がるビスピンがスタンドで主導権を握り、最後にヘンダーソンがタックル。これを潰したビスピンがパウンドで追撃したところで試合が終了。ビスピンが判定勝ちし王座初防衛、ヘンダーソンは惜しくも有終の美を飾ることはできなかった。
▼ミドル級 5分3R
○ゲガール・ムサシ(イラン/オランダ)
TKO 2R 2分43秒 ※レフェリーストップ
●ヴィトー・ベウフォート(ブラジル)
1R、ムサシがプレッシャーをかけ、ベウフォートは下がりながらもパンチの連打を返す。ムサシは右ミドル、左ロー、ベウフォートも右ハイを返すなど緊迫した攻防が続く。
2R、距離を詰める中、ムサシが右ハイをクリーンヒット。棒立ちになるベウフォートにムサシはパンチの連打。テイクダウンしたムサシはマウントポジションからパウンドを放つと一方的な攻撃となり、レフェリーがストップした。
PHOTO=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)
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