【ボクシング】パッキャオが王座に返り咲き。2Rにダウンを奪う
パッキャオ復帰戦 WBO世界ウェルター級タイトルマッチ
2016年11月5日(土・現地時間)アメリカ・ラスベガス トーマス&マックセンター
◯マニー・パッキャオ(37=フィリピン)
判定3-0 ※114-113 118-109 118-109
●ジェシー・バルガス(27=アメリカ)
元6階級制覇のマニー・パッキャオ(37=フィリピン)がジェシー・バルガス(27=アメリカ)の持つWBO世界ウェルター級王座に挑む。復帰戦とはいえ7ヶ月ぶりの試合。しかしこの間、1日たりとも練習を欠かしたことはないという。
パッキャオは2009年から2度WBOのウェルター級王座に就いている。
一方初防衛戦となるバルガスは28戦27勝20KO1敗、元WBAスーパーライト級王者でもある。身長178cm、リーチ180cmと長いリーチからくる右ストレートを得意とする。一方パッキャオは身長166cm、リーチ170cmとリーチが10cmも短いが、果たしてこのリーチ差を克服して再びこの階級の王座を獲得なるか。
1Rからバルガスがリーチを生かし距離を取りジャブを出す。パッキャオは上半身を左右に揺すりながら様子を見、相手の隙を見て飛び込んでワンツーをヒットさせる。
2R終盤、バルガスの左ジャブの引き際にパッキャオの左ストレートがヒット。バルガスが尻餅をつきパッキャオがダウンを奪う。3Rもバルガスの打ち終わりを当てていき、パッキャオが優勢に試合を進めるが、4Rにはバルガスの右ストレートがパッキャオにヒットさせバルガスが優勢に進めるなど両者一進一退の攻防だったが、8R、打ち合いの中でバルガスが眉間から出血。以降もパッキャオのパンチが眉間にヒットする。
11Rには序盤にパッキャオのワンツーが頭部にヒットしぐらつくバルガス。バルガスもパンチをヒットさせるが、後半、パッキャオの右フックで両手をついて倒れたバルガスだったが、スリップの判定でダウンならず。
最終ラウンドの12R、序盤から伸びのあるパンチで積極的に前に出るバルガス、パッキャオはしっかりガードしカウンターでパンチを当てていく。終盤にはバルガスが打ち合いの中でまたもやスリップで膝をつく場面も。
判定3-0でパッキャオが1年6ヶ月ぶりに王座に返り咲いた。
試合後のコメント
パッキャオ「嬉しいです。いつも慎重に戦っていたがどのラウンドもノックアウトを狙っていた。バルガスがいい試合をしてくれたことに感謝します。次に試合はまたプロモーターと相談し決めます。次の相手はわからない。プロモーターが選んだことについていきます」
バルガス「接戦だった、ファンも楽しんでくれたと思います。カウンターとの応酬ができた。(2Rのダウンについて)あれはビックリしました。あれで目が覚めた。ダメージはなかった。マニーは凄いスピードを持っています。私は頑張るだけ頑張っていい試合ができたと思ってます」
●編集部オススメ
・パッキャオの練習中にロッキー(スタローン)が登場し激励
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!