【ムエタイ】佐藤虎我、5RKOでアディソン王座獲得
「スックワンサタープナーサナームモエカイアディソン」
2016年12月25日(日)タイ・サラブリ・アディソンスタジアム
▼41kg級アディソンスタジアム・タイトルマッチ
○ヒュウガ・ウォーワンチャイ(=佐藤虎我/エクシンディコンジムJAPAN)
TKO 5R
●ヨードイーティー・スワンアーハンパクディ(タイ)
サラブリ・アディソンスタジアム創立記念興行にて、佐藤が同スタジアム41kg級タイトルマッチに挑んだ。対戦相手のヨードイーティーは戦績65戦の13歳。両者は今回が3度目の対決だ(過去1勝1敗)。
試合は2Rから大きな動きを見せた。ヨードイーティーは佐藤を倒しに出てくる。佐藤は下がりながらミドル、前蹴りで応戦。この佐藤の前蹴りが絶妙なタイミングでヨードイーティーのボディーに刺さりヨードイーティーの前進を妨げた。
3R、ヨードイーティーは佐藤のスタミナを奪っていこうと、物凄い形相で組んできた。両者は首相撲から、倒し倒されの熱戦を繰り広げる。
勝負の4Rに入ると、ヨードイーティーの手数がめっきり減る。3Rにヨードイーティーは佐藤を潰すべく、自らスタミナ消耗戦を挑んできたが、逆に佐藤のヒザを多数食らい、自らスタミナを切らしたのだ。佐藤は更に容赦なくヒザを見舞った。
最終Rに入っても、ヨードイーティーは動きを見せることなく佐藤の捌きに倒されるばかり。見かねたレフェリーが試合をストップし佐藤のTKO勝利となった。佐藤はヨードイーティーの首相撲に屈する事無く、そのテクニックや底なしのスタミナを関係者らに披露した。2016年、最長6か月もの長期タイ合宿を経てきた佐藤が、ここにきてようやく実力発揮しはじめたという事だろう。
早速、1月半ばにラジャダムナン・スックワンギントンの出場も決まっており、プロモーターのギントン氏の地元でもある、“サラブリ県の軽量級ではナンバーワン”との呼び名も高いノンチャン・スワンアーハンパクディとの対戦予定だ。佐藤は過去にノンチャンに負けているので、この雪辱戦に勝利するとともに、ラジャダムナンの上位に食い込んでいきたいところ。
佐藤は「タイでタイトルマッチで勝てて嬉しいです。試合は体力がなくてダメだったので次はもっと練習してしっかり戦えるよう頑張ります!応援ありがとうございました」とコメントしている。
Photo & Text 早田寛 Hiroshi Soda
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