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【UFC】シェフチェンコが一本勝ち、女王ヌネスに宣戦布告

2017/01/29(日)UP

 

試合後、現王者アマンダ・ヌネス(右)に宣戦布告するシェフチェンコ(左)

UFC
「UFC FIGHT NIGHT -SHEVCHENKO VS. PENA-」
2017年1月28日(土・現地時間)アメリカ・コロラド州デンバー ペプシ・センター

シェフチェンコに下から腕十字を極められ苦痛の表情のペーニャ(上)

▼メインイベント 女子バンタム級 5分5R
○ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(キルギス共和国/UFC女子バンタム級1位)
一本 2R 4分29秒 ※腕ひしぎ十字固め
●ジュリアナ・ペーニャ(アメリカ/UFC女子バンタム級2位)

 昨年12月30日に行われたMMA(総合格闘技)イベント『UFC 207』では、UFC女子バンタム級王者アマンダ・ヌネスが初防衛戦で元王者ロンダ・ラウジーを1RでKOに沈めた。今回のシェフチェンコvsペーニャは王者ヌネスに挑む次期タイトル挑戦者候補を決める大一番だ。

 シェフチェンコはムエタイで69勝3敗という戦績を残している打撃主体の選手だが、柔道とサンボもバックボーンに持つ。現在15戦13勝2敗のMMA戦績を収めており、勝ち星のうちKO・TKO勝ちが4回、一本勝ちが5回という内容。UFCには2015年から参戦し、第2戦目でヌネスに判定負けを喫したが、昨年7月の第3戦目で元王者であるホリー・ホルムを圧倒して判定勝ちを収めている。

 対するペーニャはキックボクシングと柔術をバックボーンに持ち、2013年に放送されたUFCの選手育成番組「ジ・アルティメット・ファイター」(通称=TUF)シーズン18の契約争奪トーナメントで優勝を果たした。その後、怪我による長期の戦線離脱を経て、2015年4月に満を持してUFCデビュー。以来、ここまで3連勝と波に乗っている。MMA通算戦績は10戦8勝2敗。

 ともにUFC第4戦目で、王座挑戦を見据えた重要な一戦を迎えることになった。試合は1R序盤から、ペーニャがシェフチェンコをケージに押し込み、ヒザ蹴りを連打する展開に。しかし、シェフチェンコはペーニャがヒザを上げた瞬間に、軸足払いから巧みにテイクダウン。

 ペーニャはすぐに立ち上がると、再び組みつきヒザ蹴りを打ち込むが、またもシェフチェンコが絶妙なタイミングで軸足払いからテイクダウンに成功。上から押さえ込んでパウンドを落とし続けるが、ラウンド終了間際にはペーニャが下から腕十字を仕掛けてヒヤリとさせる場面をつくった。

 2Rも同様に組みついてからヒザを打ち込むペーニャ。ラウンド中盤に差し掛かると、ようやく足を払ってテイクダウンに成功する。上のポジションをキープしながらパウンドを落としていく展開となるが、シェフチェンコはペーニャの上体が離れた一瞬の隙を見て下から腕十字。これがしっかりと極まると、ペーニャがタップした。 

 寝技の展開ではペーニャ優位と見られていたが、シェフチェンコがその予想を覆す一本勝ちを収めた。マイクを向けられると、シェフチェンコは「試合前、多くの人がレスラーであるペーニャにストライカーの私がどうやって挑むのかと聞いてきたわ。確かに私はムエタイファイターだけれど、コンプリートファイターでもある」と勝利のコメントを述べた。

 ここで試合を会場で観戦していた現王者ヌネスが登場。シェフチェンコは握手を交わすと、「次の試合がタイトルマッチになることは確実だと思っているわ。私は再戦して、そのベルトを奪うのが楽しみよ」とヌネスに宣戦布告した。すると、ヌネスも「あなたの思い通りにはならないわ。もう一度やってみましょうよ。私がまた終わらせてあげるわ」と応じてみせた。

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2013年11月から13戦12勝1敗の戦績を誇るセラーニ(左)との打ち合いをマスヴィダル(右)が制した

▼セミファイナル ウェルター級 5分3R
○ホルヘ・マスヴィダル(アメリカ/UFCウェルター級12位) 
TKO 2R 1分00秒
●ドナルド・セラーニ(アメリカ/UFCウェルター級5位)

 地元デンバー出身のセラーニが、マスヴィダルを迎え撃った。

 セラーニはキックボクシング出身ながら寝技によるフィニッシュが多い選手。これまでに40戦32勝7敗1ノーコンテストのMMA戦績を収め、勝ち星のうち16勝が寝技による一本勝ち、5勝がKO・TKO勝ちだ。2013年から8連勝を飾り、2015年12月にUFCライト級タイトルマッチでハファエル・ドス・アンジョスにKO負けを喫したが、以降は4連勝と好調を維持する。

 対するマスヴィダルはボクシングとレスリング、ブラジリアン柔術をバックボーンに持ち、42戦31勝11敗の戦績を収める選手。2008年から2009年にかけて戦極に参戦した経験があり、北岡悟にTKO勝ちを収めている。その後、Strikeforceを経て、2013年4月からUFCに参戦。現在RIZINで活躍するダロン・クルックシャンクやジェイク・エレンバーガーから勝利を収めている。

 1R、パンチを放ちながら、時折バックスピンキックやバックハンドブローを繰り出すマスヴィダルに対し、セラーニがパンチから強烈なローキックにつなげる攻めを展開。やや優勢に試合を進めていたが、ラウンド終了間際に左ミドルを放ったところで、マスヴィダルの左右フックを被弾。セラーニは倒れ込み、パウンド連打を被弾するがゴングに救われた。しかし、ダメージが大きい様子のセラーニ。インターバル中も、セコンドの檄にうつろな表情を浮かべる。

 2Rに入ると、マスヴィダルが試合を決めに来る。首相撲に持ち込みヒザ蹴りを連打。離れたセラーニは力なく左ミドルを返すが、マスヴィダルの右フックを被弾し崩れ落ちた。上からパンチを連打されながらも何とか立ち上がったセラーニであったが、今度はボディにパンチを連打されて防戦一方に。そこでレフェリーが試合を止めた。

 場内からのブーイングに耳を傾ける仕草で応えるマスヴィダル。上位ランカーの強豪セラーニの連勝をストップし、自身は3連勝を飾ることになった。

PHOTOS=Zuffa, LLC (c) / GettyImages (c) 

●次ページ:アフリカンパワーで猛威を振るうガヌーが元王者をも飲み込む

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