【RISE】韓国の鉄拳リーが野辺を衝撃の失神KO葬
▼第7試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
○工藤政英(新宿レフティージム/前REBELS 55kg級王者)
TKO 2R 2分43秒 ※パンチ連打
●佐野貴信(創心會/RISEフェザー級5位)
佐野は長い足から繰り出す蹴りでデビュー当初から軽量級のホープと目されていたが、昨年4月に55kg級国内トップクラスの内藤大樹に敗れたのを機に階級をフェザー級に上げた。減量苦から解放され、現在2連勝。
対する工藤はRISEに2度目の参戦。初参戦となった昨年5月大会では、RISEバンタム級4位の19歳、5連勝中のホープであった優吾・FLYSKYGYMを1R2分39秒、必殺のボディブローでマットに沈めている。REBELS 55kg級王座を返上し、フェザー級(-57.5kg)に階級を上げての参戦となった。
1R序盤から、工藤のボディブローと佐野の左ミドルが交互に相手を捉える。お互いの得意技を当て合う展開となったが、パワーで優る工藤に佐野は押され気味。ボディをかばうような仕草も見せる。
しかし終盤、佐野が左右フックをヒットさせて逆襲。パンチの打ち合いになっても負けないところを見せた。
2R、工藤は1Rのボディ責めからスタイルを変え、右フックとローで攻める。すでにボディを効かされているためか、佐野は踏ん張りが利かず工藤のパンチにグラグラと身体が揺れる。
それでも左ミドルとパンチで応戦する佐野だったが、工藤の左フックをもらってダウン。一気にラッシュをかける工藤はパンチを上下に打ち分け、必死の抵抗を見せた佐野をロープ際でめった打ち。佐野が身体を丸めたところでレフェリーがストップした。
RISE本格参戦の第一戦を勝利で飾った工藤は、「DoA(11月に開催されるトーナメント)にどうしても出たいので、KO勝ちなのでよろしくお願いします」とトーナメント参戦をアピールした。
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▼第6試合 菅原勇介 引退エキシビションマッチ 2分2R
ー菅原勇介(TARGET/元RISEスーパーライト級1位、元J-NETWORKスーパーライト級王者)
勝敗なし
ー宍戸大樹(シーザージム/元SB東洋太平洋ウェルター級王者)
菅原は2005年2月6日、全日本キックでプロデビュー。RISEを主戦場にしながら、MA日本キック、J-NETWORK、シュートボクシング、M-1など様々なリングで活躍。2009年2月1日、J-NETWORKスーパーライト級王座決定戦で第4代王座に就き初戴冠。同王座は一度失うも2011年6月19日に奪回に成功している。
2012年11月11日、ゲーオ・フェアテックス(現ウィラサクレック)と対戦してKO負けを喫し、この試合で首を痛め試合から遠ざかる。2015年1月24日、RISEのリングで復帰を果たしたがHidekiに敗れ、引退を決意した。生涯戦績は43戦24勝(7KO)17敗2分。
本人の希望により、プライベートでも親交のあるシュートボクシングの宍戸とのエキシビションマッチが行われた。当初はレガース(足の防具)着用で行われる予定だったが、両者の希望により防具無しでエキシビションはスタート。
1Rに宍戸のバックハンドブローをもらい、首投げで投げられると菅原は苦笑い。2Rにはお返しとばかりに菅原が豪快なジャーマンスープレックスで宍戸を投げ、場内を沸かせた。最後は宍戸が“蹴ってこい”とアピールし、菅原が渾身のローキック。2分2Rが終わるとガッチリと抱き合った。
引退式で菅原は「まず、僕を産んでくれた両親に感謝したいと思います。僕がキックボクシングを始めた時も、文句を言わずに全力で応援してくれました」と涙。声を詰まらせながら育ててくれた伊藤隆会長、関係者、ファンに礼を述べた。
「悔いがあるかないかと言ったらめちゃくちゃあります。本当にRISEのベルトが欲しかった。でもその分、心残りを(那須川)天心を始めとする後輩のみんなに託したいと思います」と、今後はTARGETのトレーナーとして更新を育成していきたいと語った。
10カウントゴングが鳴らされ、14年間の現役生活にピリオドを打った菅原は、「あと10分だけください」と言うと交際中の恋人をリングに呼び込み、「一生僕の隣にいてください。結婚してください」と指輪を出して公開プロポーズ。見事、その場でOKをもらいファンからも祝福を受けた。
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●次ページ:RISEのホープとSBのホープが激突
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