【UFC】ガステラムが古豪ヴィトーを初回TKO
UFC
「UFC FIGHT NIGHT -BELFORT VS GASTELUM-」
2017年3月11日(土・現地時間)ブラジル・セアラ州フォルタレザ ギナシオン・パウロ・サセイチ
▼メインイベント ミドル級 5分5R
○ケルヴィン・ガステラム(アメリカ/同級10位)
TKO 1R 3分52秒
●ヴィトー・ベウフォート(ブラジル/元UFCライトヘビー級王者/同級9位)
39歳のヴィトーはかつてPRIDEで桜庭和志やヒース・ヒーリングと拳を交えた大ベテラン。今年で格闘技生活20周年を迎える。2002年からUFCに参戦し、2004年1月にはランディ・クートゥアを下してUFCライトヘビー級王座に就いた実績を持つ。戦績は38戦25勝13敗。
対する25歳のガステラムはUFCの選手育成番組『TUF』(ジ・アルティメット・ファイター)シーズン17の優勝者。15戦14勝2敗の戦績を収めている。
1R、共にサウスポーに構える両者。ガステラムは右ジャブから左の攻撃につなげる。ヴィトーは左ストレートで顔面を狙いながら、飛びヒザ蹴りや回し蹴りを繰り出す。
パンチが鋭いのはガステラム。右フック2連発から左フックをクリーンヒットさせ、倒れ込んだヴィトーに上からパンチをラッシュする。ヴィトーはガステラムを引き寄せ、何とか凌いで立ち上がる。
場内からは大歓声が沸き起こるが、ダメージの色が濃いヴィトー。再びガステラムのパンチ連打を浴び、左フックでマットに崩れ落ちた。ガステラムがとどめの鉄槌を落としたところで、レフェリーが試合を止めた。
新世代ファイターがベテランに初回TKO勝ち。ガステラムは3連勝、ヴィトーは3連敗となった。
▼ライトヘビー級 5分3R
○マウリシオ・“ショーグン”・フア(ブラジル/元UFCライトヘビー級王者/同級6位)
KO 3R 59秒
●ジャン・ヴィランテ(アメリカ/同級7位)
かつてPRIDEで活躍したショーグンは、2007年からUFCに参戦。2010年5月にライトヘビー級王座に就き、2011年3月の初防衛戦でジョン・ジョーンズにTKO負けを喫して王座から陥落した。その後は勝ったり負けたりを繰り返しているが、2015年8月にアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、昨年5月にコーリー・アンダーソンを破り、現在2連勝中だ。
対するヴィランテは21戦14勝7敗の戦績を持ち、2011年からStrikeforce、2013年からUFCで試合を重ねる実力者。昨年12月にはUFC初参戦の無敗の新鋭サパルベック・サファロフをTKOで下し、初黒星を付けている。
1R、序盤から重たいパンチを交換する両者。ヴィランテが左フックからの強烈な右アッパーをヒットさせて、ショーグンをぐらつかせる。しかし、ショーグンも右フックをクリーンヒットさせて、一進一退の打撃戦を繰り広げる。
2R、ショーグンは左ジャブから右フック、ヴィランテは左ジャブから右アッパー&フックと、両者はなおもパンチの応酬。ヴィランテは片足タックルからテイクダウンに成功するが、ショーグンはすぐに立ち上がる。至近距離での打ち合いからヴィランテがバランスを崩して倒れるが、ショーグンはグラウンド勝負にはいかない。
3R、ヴィランテがパンチで前に出てきたところで、ショーグンの強烈右フックが直撃。これでぐらついたヴィランテにショーグンはパンチをラッシュ。ヴィランテがサンドバック状態となって崩れ落ちた。
大歓声に包まれる会場。母国ブラジルの大観衆の前で、ショーグンが打ち合いを制して3連勝を収めた。
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