【ベラトール】ヒョードルが74秒KO負け、初陣飾れず=NY大会
▼メインイベント ライトヘビー級 5分3R
○チェール・ソネン(アメリカ)
判定3-0 ※30-26、30-27、30-27
●ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル/元PRIDEミドル級王者)
記念すべきBellatorニューヨーク大会のメインイベントは、日本のPRIDEでミドル級王座を獲得するなど活躍したシウバと、UFCで3度のタイトルマッチを経験したソネンによる、因縁の初対決だ。
長年にわたり挑発合戦を繰り返してきた間柄である40歳の両者。2014年7月にUFCで対戦することが決定するも、シウバが事前の薬物検査を拒否して欠場したため、因縁の対決が実現しなかったという過去を持つ。
その後、両者は共に禁止薬物の使用をきっかけに引退を表明したが、昨年にBellatorと契約を結んで現役復帰。ソネンは今年1月に復帰1戦目を迎え、元UFCライトヘビー級王者ティト・オーティズに1R一本負け。一方のシウバは昨年3月にRIZINのグラップリングマッチに出場したが、MMAの試合は2013年3月にUFCで行ったブライアン・スタン戦以来となる。
1R、パンチの交換から早々にソネンがタックルでテイクダウンに成功。場内からUSAコールが起こる中、上から強烈な右のパンチを叩き込む。防戦一方でいきなりピンチに陥ったシウバはガードポジションで耐え凌ぐと、ソネンの体が一瞬離れたところですかさず立ち上がる。
ケージ際での組みの攻防からいったん離れる両者。直後にシウバはソネンの左に合わせてパンチからのヒザ蹴りでダウンを奪い、上を取る。ソネンが足で突き放して立ち上がろうとしたところへ、シウバはフロントチョーク。ソネンはこれを外して上を取り返してラウンド終了を迎える。
2R、ソネンは打ち合いを仕掛け、シウバが応じて来ると、すかさずタックルでテイクダウン。シウバはすかさずチョークを仕掛けるが、膠着となりレフェリーが両者を立たせる。しかし、試合が再開するや否や、ソネンが再びタックルでテイクダウンに成功。しっかりと上をキープしながら強烈なパンチを落とし続ける。
3R、巻き返したいシウバだがパンチとヒザ蹴りで前に出て来るが、ソネンはタックルから難なくテイクダウン。ここからしつこくアームロックを仕掛け、終盤にはマウントポジションを奪取。上から左右パンチを落としながら、サイドポジションとマウントポジションを行き来するなど、ポジションコントロールでシウバを圧倒。そのまま試合終了を迎えた。
終了直後にシウバは上に乗ったままのソネンを突き放し、苛立ちを露わに。しかし、結果はソネンが大差の判定勝ちで、因縁対決に終止符を打った。シウバは苛立ちが収まらず、勝利者インタビューを受けている最中のソネンを片手で小突いてケージを後にした。
するとソネンはコメントの最後に「2度とギャングスター(ソネンの異名は“アメリカン・ギャングスター”)を怒らせるな」と勝利を宣言。ニューヨーク大会のメインイベントを盛り上げた。
PHOTOS=(C)Bellator MMA
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