【ベラトール】ヒョードルが74秒KO負け、初陣飾れず=NY大会
▼第11試合 ウェルター級タイトルマッチ 5分5R
○ブレント・プリムス(アメリカ/挑戦者)
TKO 1R 2分22秒 ※ドクターストップ
●マイケル・チャンドラー(アメリカ/王者)
※チャンドラーが防衛に失敗、プリムスが新王者に。
チャンドラーは2011年11月に、現在UFCで活躍するエディ・アルバレスを破って王座を獲得。2013年11月に迎えた3度目の防衛戦で、アルバレスにリベンジを許し王座から陥落したが、昨年6月にパトリッキー・フレイレをKOで下して王座返り咲き。続く11月には元UFC世界ライト級王者ベンソン・ヘンダーソンから判定勝ちを収め、王座防衛に成功している。対するプリムスはプロ8戦全勝の32歳だ。
試合は1R開始早々に動く。プリムスの右ミドルをガードした際に、左足首を捻ったチャンドラー。ここから左足に重心がかかる度にバランスを崩し、まともに立っていられない状態に。プリムスはここを逃さず右ローでチャンドラーの痛めた左足を攻める。
絶体絶命のチャンドラーは打って来いとアピールして、渾身の右ストレートでプリムスをダウンさせる。しかし、追撃に向かうも足に力が入らず転倒。レフェリーが試合をいったん止め、ドクターチェックにより試合続行は不可能に。プリムスのTKO勝ちが告げられた。
ケージを走り回り喜びを爆発させる新王者プリムス。マイクを向けられると「この日に向けてハードなトレーニングを積んできた。ブーイングをするならすればいいさ」と勝利のコメント。
一方、まさかのかたちで王座陥落となったチャンドラーは、「ふざけんじゃねえぞ! 俺は進み続けるからな! ベラトール、ニューヨーク、愛してるぞ!」と半ばヤケクソ気味に絶叫。最後には「プリムスよ、俺はトレーニングして戻って来るからな」と言い、プリムスと拳を合わせた。
▼第9試合 ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○ダグラス・リマ(ブラジル/王者)
判定3-0 ※50-45、48-47、48-47
●ロレンツ・ラーキン(アメリカ/挑戦者)
※ リマが初防衛に成功。
リマはさまざまな団体を渡り歩き、2011年9月からBellatorに参戦。ウェルター級トーナメントを2度制すなど活躍し、2014年4月に王座獲得に成功した。翌年7月の初防衛戦でアンドレイ・コレシュコフに判定で敗れて一度王座を失うも、昨年11月にコレシュコフとの再戦でKO勝ちを収め、リベンジ&王者返り咲きを果たしている。
対するラーキンはUFCウェルター級ランカーとして活躍。昨年はホルヘ・マスヴィダルとニール・マグニーに連勝していたが、年末にUFCを離脱してフリーエージェントに。Bellatorと契約を果たし、今回初参戦にしていきなりのタイトルマッチを迎えることとなった。
1R、ローを蹴り合いながら出方を探る両者。リマが踵で相手のヒザを蹴る関節蹴りを繰り出すと、ラーキンはジャブを突きながら同じ技を返す。
2R、ラーキンがパンチ連打から右フックをヒットさえて、リマにケージを背負わせる。しかし、リマが打ち合いから左のカウンターでダウンを奪取、上からパウンドをラッシュする。ラーキンは何とか堪えて立ち上がる。
3R、リマの右ローが左足に効いたラーキンは構えをサウスポーに変える。しかし、リマは強烈な左右ローをラーキンの右足に叩き込み、徐々に圧力を強める。
4R、リマは再び右インローを効かせるが、ラーキンは手数で応戦。5Rに入ると、ラーキンが積極的にジャブを飛ばし、バックスピンキックやパンチ連打からのハイも繰り出すなど、テンポのある攻撃で追い上げを見せた。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、リマに軍配。初防衛に成功すると、リングサイドで観戦していたロリー・マクドナルドに対し、「彼がタフな試合を経験してきたファイターであることは知っているが、ベルトを獲りに来るなら応じる」と挑戦を呼び掛けた。
PHOTOS=(C)Bellator MMA
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