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【UFC】D・ジョンソンが圧巻の一本勝ち、ついに11回連続防衛の新記録樹立

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2017/10/07(土)UP

ライト級暫定王座のベルトを誇らしげに掲げるファーガソン

▼メインイベント ライト級暫定王座決定戦 5分5R
○トニー・ファーガソン(33=アメリカ/同級2位)
一本 3R 4分02秒 ※三角絞め
●ケビン・リー(25=アメリカ/同級7位)
※ファーガソンが暫定王座を獲得。

 コナー・マクレガーが正規王者に君臨するライト級の暫定王座を懸けて、9連勝中の同級2位ファーガソンと5連勝中の同級7位リーが激突した。両者はこれまでに舌戦を繰り広げており、因縁の対決でもある。
  
 1R、ゆっくりとスイッチしながら様子をうかがうファーガソンに対し、リーは積極的にパンチで仕掛ける。すると試合開始1分半を過ぎたところで、リーの右フックがヒット。ファーガソンは後方へ倒れるがすぐに立ち上がる。しかし、追撃に向かって来るリーの左フックに、今度はファーガソンが左フックカウンターを合わせ、リーの両ヒザを一瞬マットに着かせる。

 いったん離れて距離を取り直す両者だが、リーがパンチから組み付いてテイクダウンに成功。ファーガソンは下から三角絞め、外されると今度はオモプラッタを仕掛けるが、これは極まらない。終盤、ファーガソンはリーにマウントを許し、パンチとエルボーを次々と落とされる状態に。

 ここでラウンド終了のホーンが鳴るが、直後に興奮状態のリーがパンチを一発落としたため審判が制止。会場からはブーイングが起こり、ファーガソンも何かを言い返す。

 2R、序盤の打ち合いではリーのジャブとミドルの手数が目立ったが、ファーガソンも徐々にストレートやアッパー、前蹴りを返して反撃。終盤にリーは連打を被弾し、鼻から出血する。

 3R、リーがテイクダウンを奪うが、ファーガソンは下から腕十字にとらえる。リーは腕が伸び切った状態になるが、体勢を変えて何とかこれを外す。だが、ファーガソンは下からエルボーを返しながら、今度は三角絞め。これがしっかりと極まり、リーがタップした。

 試合が決着するとすぐに、ファーガソンはうずくまるリーの上から覆い被さるように肩を抱き、健闘を称えた。そして、暫定王者のベルトを授与されたファーガソンはマイクを向けられると「ウォー!最高だぜ!」と絶叫。ライト級正規王者マクレガーに対してコメントを求められると、挑発的な言葉を並べ立てて対戦をアピールした。


腕十字を極めるファブリシオ

▼ヘビー級 5分3R
○ファブリシオ・ヴェウドゥム(40=ブラジル/元UFCヘビー級王者/同級2位)
一本 1R 1分05秒 ※腕十字
●ウォルト・ハリス(34=アメリカ)

 ファブリシオは当初、ヘビー級6位デリック・ルイス(アメリカ)と対戦する予定であったが、ルイスが大会当日の朝に不調を訴えて欠場。急遽、同じ大会の前座試合で、マーク・ゴッドビアー(イギリス)と対戦する予定であったハリスが、ルイスに代わってファブリシオと対戦することになった。

 ファブリシオは7月の『UFC 213』でアリスター・オーフレイムに判定負けを喫し、今回が再起戦となる。一方、ハリスは今年に入ってから2試合連続KO勝ち中と好調だ。

 1R、ファブリシオが片足タックルで早々にテイクダウンに成功。難なくマウントポジションを奪取し、ハリスが背中を向けるとチョークスリーパー。これを外されるとすぐさま腕十字に切り替え、ハリスをタップさせた。

 なす術なく敗れたハリスは苦笑いを浮かべながらファブリシオを祝福。ファブリシオが格の違いを見せつけ、タイトル戦線再浮上に向けて存在感を示すこととなった。

Photos by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

●次ページ:新設の女子フライ級にUFC初のイタリア人女性ファイターが登場

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