【修斗】王者・扇久保博正が圧勝で初防衛に成功、UFC出場をアピール
▼第8試合 フライ級 5分3R
○ライリー・ドゥトロ(アメリカ/I&I TRAINING CENTER/PXCフライ級王者)
TKO 2R 2分13秒 ※右ストレート→パウンド連打
●中村優作(チームアルファメールジャパン/WSOF-GCフライ級王者)
中村は50%を超えるKO率を誇る4年間負け無しの国内フライ級トップファイター。修斗初参戦が決定した時の挨拶では現世界フライ級王者・扇久保博正の名前を出し「標的は一人」と挑発した。
一方、初来日のドゥトロは日本人ファイターも数多く参戦しているグアムのMMA(総合格闘技)団体『PXC』を主戦場とするハワイアン。長い手足から放たれる打撃を武器に現在5連勝中と波に乗っており、直近の2試合はKO勝ちしている。昨年11月には元UFCファイターのダレン・ウエノヤマに何もさせずKOで葬っている事からもドゥトロの実力の高さが伺える。
互いにリスクを背負っての日米王者対決。中村は非常に危険な相手を迎えての修斗初戦となった。
1R、中村がローキックで牽制するがドゥトロは長いリーチを生かしてパンチを伸ばしていく。すると、予想以上に伸びる右ストレートを中村が被弾し尻餅をつく。体勢を立て直した中村はステップを踏みながら、飛び込んで左フックを当てる。
2R、右フックを掻い潜りタックルに入ったドゥトロだったがテイクダウンは奪えず。中村は再び距離を取るが、ドゥトロのワンツーがクリーンヒット。後方に吹っ飛ぶようにダウンする中村を追い掛け、パウンドを振り下ろす。強力な鉄槌を何発もくらい防御の姿勢を取れなくなった中村を見てレフェリーが試合を止めた。ドゥトロが衝撃のTKO勝ちでPXC王者の実力を見せ付けたのと同時に、鳴り物入りで修斗に乗り込んできた中村の野望を打ち砕いた。
▼第7試合 ライト級 5分3R
○川名雄生(Y&K MMA ACADEMY/修斗環太平洋ライト級王者)
判定2-0 ※29-28、29-29、29-28
●小谷直之(ロデオスタイル/同級世界3位)
7月、豪快なKO勝ちで環太平洋ライト級のベルトを巻いた川名が、その場で元同門の先輩である小谷に対戦を要求して決まった一戦。川名が先輩を超えるか。それとも小谷が先輩の意地を見せ付けるか。
1R、小谷が川名の右ミドルをキャッチしてテイクダウンに成功。マウントを取りプレッシャーを掛けると川名が腹ばいに。そこで小谷は腕十字固めの体勢に入るが、川名が凌ぎ逆に上のポジションを取る。強いパウンドで攻め立てるが小谷が巧みにディフェンスし、クリーンヒットはさせない。
2R、小谷のタックルを切った川名が上からパウンドを落としつつ抑え込む。そして、中腰になりパスガードを狙う展開。3R、ケージに追い込まれた小谷は引き込んで足関節を狙うが、川名のパウンドをくらってしまう。上のポジションを取り試合をコントロールした川名が判定2-0で接戦をものにし、先輩・小谷超えを果たした。
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