【修斗】王者・扇久保博正が圧勝で初防衛に成功、UFC出場をアピール
サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦」
2017年10月15日(日)千葉・舞浜アンフィシアター
▼第12試合 メインイベント 世界フライ級チャンピオンシップ 5分5R
○扇久保博正(パラエストラ松戸/修斗世界フライ級王者)
一本 1R 4分26秒 ※バックチョーク
●オニボウズ(総合格闘技ゴンズ/同級1位、挑戦者)
※扇久保が初防衛に成功
初防衛戦に臨む扇久保の相手は、6月の大阪大会でプロ無敗の覇彌斗を撃破したオニボウズ。MMAファイターとしての実績・完成度では扇久保が上だが、オニボウズも勢いに乗っている。世界レベルの強さを持つ扇久保がその実力を見せ付けるのか。それとも、オニボウズが大金星を勝ち取るのか。
1R、扇久保が遠い距離から左ハイキックと左ミドルを放つ。オニボウズは扇久保のタックルを切りながらテイクダウンをしようとするが、逆に上を取られる。扇久保が上から強烈なパウンドとヒジを落とすとオニボウズが背を向け立ち上がろうとするが、扇久保はその動きに合わせて一気にバックチョークの体勢へ。そのまま絞め上げるとオニボウズがタップし、試合終了。
試合後、圧巻の強さで初防衛に成功した扇久保は英語でUFC出場をアピールした。
▼第11試合 セミファイナル 第10代修斗世界バンタム級チャンピオン決定戦 5分5R
○佐藤将光(坂口道場/修斗環太平洋バンタム級王者、同級世界1位)
判定3-0 ※47-45、48-46、49-48
●石橋佳大(DURO GYM/同級世界2位)
両者は今年3月、環太平洋バンタム級王者・石橋の初防衛戦で対戦し、激闘の末にドロー。その後、佐藤は7月の後楽園大会で北米の強豪ルーベン・デュランを1RKO勝ちしたが、石橋は7月のRIZINでカリッド・タハに1RTKO負けを喫している。今回は、世界王座を懸けた運命の決着戦となった。
1R、佐藤がパンチと顔面前蹴りで打撃戦に持ち込むが、石橋はケージ際で背後に組み付く。しかし、テイクダウンには至らず再び佐藤が蹴りを放つ。2R、佐藤が得意のパンチでダウンを奪い追撃のパウンド。これを凌いだ石橋はタックルで佐藤をテイクダウンし、コツコツとパウンドを落とすが佐藤も下からのパンチで攻撃の手を緩めない。
3R、石橋の右フックで佐藤がダウン。ガードポジションから鉄槌を落とすが佐藤も下からパンチとヒジで応戦。4R開始直後、鼻から出血する石橋にドクターチェックが入る。再開後、佐藤のヒジで石橋が右目尻をカットし、さらに顔面が鮮血にまみれる。再び佐藤が右ヒジを叩く込むと石橋がダウン。パウンドで猛然と追撃すると再びドクターチェックが入る。
そして最終5R。ダメージのある石橋だが気持ちは全く折れておらず、逆に鬼の形相でパンチを振るって前進する。佐藤は冷静に距離を取り打撃を入れるが最後の最後に石橋にテイクダウンされる。死力を振り絞りガードポジションからパウンド。佐藤も下からパンチを叩き込み、両者手数を休めないまま試合終了。前回同様、大激戦となったが、的確に打撃を打ち込んだ佐藤が判定勝利。世界バンタム級王者に輝いた。
試合後、マイクを持った佐藤は「前回、環太平洋のベルトを獲れなかった時に応援してくれている人達の悲しい顔を見て、もうあれは絶対に嫌だと思いました。順風満帆ではなかったですけどベルトを獲る事ができました。今まで協力してくれたみなさん、ありがとうございました」と感謝を伝えた。
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