【GLORY】王者ヴァキトフがダウン奪って圧勝V3
Glory Sports International
「GLORY 47 Lyon and GLORY 47 SuperFight Series」
2017年10月28日(土・現地時間)フランス・リヨン パレ・デ・スポール
GLORY 47 Lyon
▼メインイベント ライトヘビー級(-95kg)タイトルマッチ 3分5R
○アルテム・ヴァキトフ(26=ロシア/王者)
判定5-0 ※49-45、50-44、50-44、50-44、50-44
●アリエル・マチャド(30=ブラジル/同級2位/挑戦者)
ヴァキトフは昨年3月にサウロ・カバラリを判定で破り、ライトヘビー級王座を獲得。昨年11月には暫定王者ザック・ムウェカッサをTKOに下し、王座統一&初防衛に成功。さらに今年2月にはカバラリとの再戦をTKOで制し、2度目の防衛も果たした。GLORY戦績は7勝(3KO)1敗で、現在4連勝中。今回が3度目の防衛戦となる。
対するマチャドは昨年7月のGLORYデビュー戦を勝利で飾るも、その後はジネディーヌ・ハウメールレインとユスリー・ベルガロウイに連敗。だが、今年2月に次期挑戦者決定トーナメントに出場すると、準決勝でハウメールレインにTKO勝ちでリベンジし、決勝でダニョ・イルンガを判定で破って優勝した。今回がタイトル初挑戦となる。
1R、ヴァキトフは左ジャブから右ローへと瞬時につなぎ、さっそく快音を響かせる。マチャドがガードを高く保ちつつ、重みのある左右フックの3連打を返すと、ヴァキトフは左ミドルを叩き込む。
ガードを上げてゆっくりと前進してくるヴァキトフに対し、マチャドは突き放そうと左の拳を前に出すが、直後に左フックを被弾。マチャドはロープを背負い、ヴァキトフの左右パンチ連打を浴びる。ヴァキトフは無理せずいったん距離を取り直し、終盤にも左ボディ連打でマチャドにロープを背負わせた。
2R、鋭い左ジャブを何度も突くヴァキトフが、左ジャブから右フック2連打を入れてすぐさま左ハイ。これがマチャドの顔面を見事にとらえ、ダウンを奪う。マチャドは立ち上がるも、次々と飛んでくるヴァキトフのパンチにラウンド終了まで耐え凌ぐ展開が続いた。
3R、マチャドが唸り声を上げながら左ボディと左ロー。ヴァキトフはもっと来いとアピールして左構えにスイッチすると、細かいパンチ連打から左ローにつなぐ。さらにヴァキトフはガードを上げて間合いを詰め、左ローから左フック、さらに左ローへと素早くつなぐ華麗なコンビネーション。劣勢が続くマチャドは、ラウンド終了間際に再びパンチのラッシュを浴びた。
4R、タフなマチャドもたびたび細かいパンチ連打から左ボディ、右ミドルを返す。だが、ヴァキトフはヴァキトフは左フックを顔面とボディに鋭く連打で入れ、今度は左アッパーから右ミドル。マチャドはヴァキトフのスピードと多彩なコンビネーションに翻弄され続ける。
5R、一矢報いたいマチャドは左右フックを振るって前に出るが、ヴァキトフの左ハイと左ボディストレートで動きが止まる。ヴァキトフはマチャドにロープを背負わせると、左ボディから右フック、右アッパーを瞬時にヒットさせるコンビネーションも見せ、最後までマチャドを寄せつけなかった。
ヴァキトフが大差の判定勝ちで3度目の王座防衛に成功。試合後にマイクを向けられると、「良いファイターだし、リスペクトしている。1Rから3Rで終わらせたかったけれど、予想以上に彼のローとパンチが良かった」とマチャドを称えた。
PHOTOS(C)James Law, GLORY Sports International
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