【ムエタイSF】現役ラジャ王者が打ち合い見せ波賀に勝利
ノーナクシンムエタイジム東京
「Suk Wanchai+NorNaksinTokyo MuayThai Super Fight」
2017年11月5日(日)東京・赤羽体育館サブアリーナ
▼第4試合 セミファイナル 56.5kg契約 3分3R
〇ガオテーム・ルークプラパーツ(27=タイ/現ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
●波賀宙也(27=立川KBA/元WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)
現役ラジャダムナン王者ガオテームが来襲。ガオテームは昨年11月の新日本キックボクシング協会の興行で日本バンタム級王者・瀧澤博人と対戦、テクニックを見せつけ判定勝利を収めた。また今年5月のラジャダムナンスタジアム興行のメインイベントでヌンピチットを相手に同王座を防衛しており、まさに盤石のベテランと言えるだろう。
そのガオテームを迎え撃つのは元WBCムエタイスーパーバンタム級王者・波賀。昨年10月には当時ルンピニースタジアムのバンタム級ランカーであったクワンペットから殊勲の勝利を収めているほか、タイ人との対戦経験も豊富だ。
1R、両者サウスポースタイルからローを蹴り合う。ジャブから左ローの波賀にガオテームは左ストレートを伸ばして波賀をのけ反らした。ラスト30秒のコール直後、ガオテームの左ハイキックが快音を発して強烈に決まり、波賀は前のめりに倒れそうになったが、組み付いて逃れる。
2Rも徹底してローを蹴って来る波賀にガオテームは左ミドル、左ストレート。波賀もこれをかわしてローを蹴る。ガオテームが左ミドル、前蹴りの数を増やすとなかなか攻められなくなる波賀。さらに足払いでコカされてしまう。このラウンドはガオテームが距離を制した。
3Rが始まると同時に波賀は打ち合いに行く。これにガオテームも応え、両者がパンチとヒジで打ち合う。至近距離でのヒジの打ち合いが続き、波賀もこれに応戦するが、首相撲ではイニシアティブを握られる。前に出る波賀だが足払いでコカされ、前蹴りで突き放される。波賀は最後まで倒しに行ったが、ガオテームの首相撲を崩すことが出来ず、ガオテームが現役王者の実力を発揮して勝利した。
▼第5試合 メインイベント 58kg契約 3分3R
〇ルンペット・ウォールーニーラン・OZジム(28=タイ/元ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●ユウ・ウォーワンチャイ(21=大田原友亮/ウォーワンチャイムエタイジム/WMC日本フェザー級王者)
元ルンピニー王者で、日本で初の試合となるルンペットに、タイでの試合経験も豊富なユウが挑んだ。
1R、ルンペットは左右ミドルを蹴り分けてヒットさせていく。ユウもミドルを蹴り返すが、ルンペットは左フックからの右ミドル、ジャンプしてのヒジ打ち、いきなり襲い掛かっての左右フックなど優勢を印象付ける。さらに強烈な右ローも。
2R、ルンペットの右ミドルからの右ハイキックがクリーンヒットし、体勢を崩したユウに襲い掛かる。胴に組み付いてユウを投げるルンペット。強烈なローも蹴り、パワーでユウを押していく。ユウはパンチで勝負をかけるが、ルンペットに2度組み倒される。
3R、ルンペットはヒジ、前蹴り、足払いと様々な技を見せて攻め、ユウがパンチで前へ出てくると組み付く。ユウも首相撲でコカそうとするが逆にコカされ、最後は前蹴りで何度も突き放されて逆転はならなかった。ルンペットが老獪なテクニックを見せ、判定勝利を飾った。
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