【ムエローク】レックが韓国三冠王からダウンを奪う圧勝、ダウサイアムはハイキックで戦慄TKO
尚武会
「ムエローク2018 1st」
2018年3月18日(日)東京・新宿FACE
▼メインイベント WMC世界ウェルター級ランキング戦 3分5R
〇レック・エイワジム(タイ/エイワスポーツジム)
判定3-0 ※50-47、49-46、50-46
●ジン・シジュン(韓国/韓国三冠王)
レックはBOMや新日本キックなどのリングに上がり、日本人を相手に無敗を誇る在日ムエタイ戦士。2016年7月にはBOMでルンピニー、プロムエタイ協会、WMCと3つのタイトルを保持するセンサターンに挑戦したこともある。パンチとヒジでアグレッシブに攻めるスタイル。
対するシジュンは2013年7月に初来日し、新日本キックの斗吾を1Rに右フック一発でKO。2014年1月にはレベルスで日菜太と対戦し、判定で敗れるも最終Rに右フックで日菜太をよろけさせるピンチの場面を作った。その強打で韓国では三冠王に輝いている。
1R、シジュンの右ハイをかわすレックは右フックを狙い撃ち。自ら下がってシジュンを誘い込むと、シジュンのパンチにカウンターのパンチやヒジを合わせに行く。
2R、レックは矢のような左ストレートを突き刺してシジュンを下がらせると左ボディストレートも叩き込む。レックは左ストレートを狙い撃ちにして何度もヒットさせ、ついにはシジュンからダウンを奪う。余裕のレックはロープに寄りかかっての蹴りを見せる。
3Rもレックは余裕の試合運び。相手をからかうようなしぐさを見せ、強烈な左ミドルを決める。シジュンも諦めずにパンチで攻めていくが、レックのディフェンスに空振りが目立つ。
しかし4R、スタミナ切れ気味のレックは急激にペースダウン。シジュンの返しのローやパンチをもらい始め、極端に手数が落ちる。シジュンはパンチを振るって前へ出て行く。
5Rは完全にシジュンのペース。パンチでレックを追い回す形となり、レックはクリンチを繰り返してこのラウンドをしのぐ。シジュンは最後まで逆転KOを狙っていったが、レックは有効打をもらうことなく判定で逃げ切った。
▼第7試合 WMCスーパーバンタム級国際戦 3分5R
〇ダウサイアム・ノーナクシン(タイ/ノーナクシンジム)
TKO 3R 2分7秒 ※右ハイキック→レフェリーストップ
●渡辺優太(エイワスポーツジム/WMC日本スーパーバンタム級王者、元J-NETWORK同級王者、元MA日本同級王者)
ダウサイアムは昨年8月、BOMで開催されたトーナメントの1回戦で“ムエタイ天才少年”佐々木雄汰を破って実力を見せつけた(当時のリングネームはダオサヤーム・ウォーワンチャイ)。対する渡辺はこれまでWMC日本スーパーバンタム級王座、J-NETWORK同級王座、MA日本同級王座を獲得してきたヒジ&ヒザを得意とするムエタイスタイルの選手。
1R、渡辺は右ロー、ダウサイアムは右ミドル主体の攻撃。ダウサイアムはしきりに右ハイを狙ってくる。渡辺はパンチでボディを狙いつつ、右ローを蹴っていく。
2R、渡辺は右ローに加えて左インローも使い、パンチのコンビネーションでダウサイアムを下がらせる。ダウサイアムも右の蹴りを上中下に蹴り分けて反撃するが、渡辺のパンチをもらう。
3R、渡辺がパンチ&ローキックでダウサイアムをロープ際へ追い詰め、パンチをヒットさせていく。ボディブローも決まり、渡辺が完全にペースを握ったと思われたその時、1Rから狙っていたダウサイアムの右ハイキックがクリーンヒット。仰向けに倒れた渡辺は何とか立ち上がったが、レフェリーは試合続行不可能と見てストップ。ダウサイアムの戦慄のTKO勝ちとなった。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
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