【ベラトール】ヒョードルが復活の秒殺TKO勝ち、ヘビー級トーナメント初戦突破
Bellator MMA
「Bellator 198」
2018年4月28日(土・現地時間)アメリカ・イリノイ州ローズモント オールステート・アリーナ
Photo by Bellator MMA
▼メインイベント ヘビー級王座決定トーナメント1回戦・第3試合 5分3R
○エメリヤーエンコ・ヒョードル(41=ロシア/元PRIDEヘビー級王者)
TKO 1R 48秒
●フランク・ミア(38=アメリカ/元UFCヘビー級王者)
今年1月に8名の選手が参加して開幕を迎えたBellator MMA(以下ベラトール)の「ヘビー級王座決定トーナメント」。既に先の大会で1回戦の2試合が行われ、チェール・ソネン(41=アメリカ)とマット・ミトリオン(39=同)が準決勝へと駒を進めた。今大会では1回戦・第3試合として、元PRIDEヘビー級王者ヒョードルと元UFCヘビー級王者ミアが準決勝進出を争った。
ヒョードルはかつて日本のPRIDEでヘビー級の絶対王者として一時代を築き、2015年大みそかのRIZINで約3年半ぶりに現役復帰。昨年6月には待望のベラトール初参戦も果たしたが、ミトリオンに1R1分14秒で衝撃のKO負けを喫した。今回は約10カ月ぶりの再起戦となる。
対するミアもUFCでヘビー級王者に輝くなど長年トップファイターとして活躍。2016年3月のマーク・ハント戦でKO負けし、さらに薬物違反が発覚したため、2年間の出場停止処分を受けていた。昨年7月に自ら申し出るかたちでUFCとの契約を終了。出場停止処分が明け、今回は新天地での再スタートとなる。
1R、ミアが左ミドルで先制すると、すぐにパンチを繰り出しながら間合いを潰して組みつく。しかし、組みの攻防になると、ヒョードルが体格で勝るミアを豪快に投げ倒してみせる(前日計量ではミアがヒョードルを21.5ポンド=約9.7kg上回った)。
立ち上がったミアにヒザ蹴りを入れて離れるヒョードル。なおも、パンチを放ちながら向かってくるミアに対し、ヒョードルはバックステップでかわしながら右フックを打ち抜き、直後には左アッパー。
この連打を効かされたミアがよろめいて両手をマットに着けたところで、ヒョードルは怒濤の鉄槌連打。サンドバック状態になったミアの様子を見て、レフェリーがすぐに試合を止めた。
ヒョードルが元UFC王者を相手に秒殺TKO勝利で復活を果たすとともに、ヘビー級王座決定トーナメントの準決勝進出を決めた。試合後にマイクを向けられたヒョードルは「幸せな気分だ。神に感謝している」と述べ、観客の大声援に微笑みで応えた。
するとここで、次戦の相手となるソネンが姿を現し、会場は一転して大ブーイングに包まれる。ソネンはマイクを握ると、「シカゴにいるのも嫌なんだが(今大会の開催地ローズモントはシカゴに隣接する町)、ここに君といるとさらに気分が悪くなる。次の試合はもっと短い時間で終わることになるからな」と毒を吐きながら、ヒョードルに宣戦布告した。
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