【修斗】斎藤裕が現世界王者の意地を見せ、粘るリオン武を振り切る
▼第6試合 バンタム級 5分3R
〇根津優太(和術慧舟會東京本部/第4代環太平洋フェザー級王者)
判定2-1 ※30-28、30-29、28-30
●魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS/修斗バンタム級4位)
根津は強烈なローキックを武器とするストライカー(打撃主体の選手)で、2014年3月に第4代修斗環太平洋フェザー級王座を獲得。2015年からは韓国のMMA(総合格闘技)団体『ROAD FC』に参戦し、世界の強豪と渡り合ってきた。そして今回、約3年ぶりに修斗のリングに復帰。
その根津を迎え撃つのが、今修斗で人気急上昇中の魚井だ。魚井はそのリングネーム通り日本で一番“フルスイング”する豪快フックが武器。修斗では、2016年7月大会で3分32秒、2017年3月大会では18秒、そして同年5月大会ではZSTフェザー級王者・加藤惇を3分42秒、いずれも1Rでマットに沈めている。
1R、左右フックをフルスイングしてくる魚井に根津は右ミドルと右ローキックで応戦。魚井は何度も左をフック振ってくるが、根津はそれをスウェーバックやステップでかわす。そして終盤にはタックルでテイクダウンを奪った。
2Rも同じ展開。右ローと右ミドルを巧みにヒットさせていく。魚井はフックで前へ出て根津をケージ(金網)に詰めるがいなされる。ならばと魚井はボディストレートを打つようになるが、その後の左フックがかわされて当たらない。またも終盤に根津がタックルでテイクダウンを奪う。
3Rも同じような展開となり、魚井のフックを根津はスウェーでかわし、高めの位置を蹴る右ミドルを返す。魚井の腕は腫れる。終盤に根津がタックルでテイクダウンを奪い、魚井は何とか立ち上がるもバックを奪われる。魚井はケージを蹴って脱出し、逆にテイクダウンを仕掛けたが根津にすぐに立たれた。魚井はもう1回タックルにトライしたが、それを潰された魚井が下になって終了。
判定は2-1と割れたが、根津が勝利。「修斗ファンの皆さん、今日は勝ちに行ってしまったけれど、まだまだ激闘ができると思う。明日の活力になれる選手になりたいから見守ってください」とマイクで語った。
▼第5試合 バンタム級 5分3R
〇平川 智也(マスタージャパン/同級環太平洋10位)
KO 1R 2分31秒 ※右フック
●齊藤 曜(トイカツ道場/同級世界3位)
齊藤は近年パンクラスやDEEPに参戦していたが、昨年11月のプロ修斗青森大会で昨年度新人王・一條貴洋を相手に何もさせず、代名詞であるギロチン(フロントスリーパー)で斬って落とし、約4年ぶりの修斗帰還を果たした。今年1月にはノンタイトル戦で修斗世界バンタム級王者・佐藤将光と対戦。打撃の得意な王者に対し、寝技に持ち込み勝利している。
平川はパンチを武器に4連勝し、2016年11月、修斗環太平洋ライト級王座決定戦に出場。敗れはしたが、昨年11月にバンタムに階級を変え1年ぶりに復帰。復帰戦はフルマークの判定勝ち、今年2月にはパウンド連打で1RKO勝利と連勝中だ。
1R、齊藤が両手を伸ばしてジリジリと前へ詰めていくが、平川は大きく回り込んで間合いを詰めさせない。その展開が続き、両者には消極的として注意が与えられる。ところが、もう一度同じ展開となり、両者に2度目の注意。
ここで齊藤が焦れたのか、前に出たところで平川の右フックがさく裂。続く左ストレート、右フックのパンチの連打で齊藤が倒れ、平川のKO勝ちとなった。平川は「何をやってんだと思われたかもしれませんが、これがチームと練って来た作戦です」と説明した。
▼第4試合 バンタム級 5分3R
〇岡田 遼(パラエストラ千葉/修斗バンタム級7位)
KO 1R 2分48秒 ※パウンド
●論田愛空隆(心技館/修斗バンタム級6位)
1R、論田が左右フックの強打を振るって前へ出て来る。岡田はジャブで距離を取り、論田が右フックを打ってくると打ち終わりにタックルを決めてテイクダウン。
論田は立とうとするが寝かされる。背中を見せながら立とうとするが、岡田はバックからコントロールしながら右でパンチを打つ。バックをキープしたまま勢いよく岡田はパンチを打ち、論田が失神してのKO勝ちとなった。
▼第3試合 インフィニティリーグ2018ストロー級 5分2R
〇楳沢智治(AACC×SPIDER)
判定2-0 ※20-19、20-19、19-19
●箕輪ひろば(総合格闘技道場STF/2016年フライ級新人王)
▼第2試合 ストロー級 5分2R
〇猿丸ジュンジ(修斗GYM東京/修斗ストロー級4位)
判定3-0 ※20-17、20-17、20-18
●永井美自戒(総合格闘技道場コブラ会)
▼第1試合 フェザー級 5分2R
〇齋藤 翼(FIGHT FARM/総合格闘技津田沼道場)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-18
●村津孝徳(ライジングサン)
▼オープニングファイト 第2試合 バンタム級5分2R
〇倉本 一真(修斗GYM東京)
判定3-0 ※20-17、20-17、20-18
●榎本 明(リバーサルジム東京スタンドアウト)
▼オープニングファイト 第1試合 フライ級 5分2R
〇代輔(秋本道場JungleJunction)
判定3-0 ※20-17、20-17、20-18
●大竹 陽(SHOOTO GYM K’zFACTORY)※プロデビュー戦
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