【リアルチャンピオンシップ】福地勇人が圧倒的強さで賞金トーナメント制覇
リアルチャンピオンシップ実行委員会/宮野道場
「第4回リアルチャンピオンシップ全日本空手道選手権大会」
2019年1月27日〔日〕グリーンアリーナ神戸
この大会は全国各地の予選を勝ち抜いた1045名の少年少女が出場する全日本少年少女大会だが、今大会では「-75kg最強決定トーナメント」として賞金20万円争奪の一般男子75kg以下の部トーナメントを設立。さらに特別試合として全日本大会や世界の舞台で活躍する一般部選手によるワンマッチが開催された。
-75kg最強決定トーナメント決勝戦に駒を進めたのは、空手界中量級「台風の目」福地勇人(白蓮会館)と真正会全日本大会を2連覇中の辻猛大(真正会)。
福地は2018年JFKO国際選手権中量級を制し、いま空手界中量級で最も注目されている選手の1人。辻もパワフルな突き技とスピーディーな蹴り技を武器に優勝候補の辻本流己(山犬)を撃破して勝ち上がってきた。
福地は過去の試合で見せた大きなステップを封印。今大会は軽いステップのみに留める。左の突き技を中心に攻め、内回し蹴りがヒット。終盤はボディ攻撃で辻を防戦一方に追い込み上段膝蹴りがハードヒット。これが技ありとなり本戦5-0で勝利した。
福地が前評判通りの盤石の組手を見せて優勝。賞金20万円を獲得した。
男子特別試合は山口翔大(白蓮会館)vs宮原穣(KWF極真会館)。山口は2017年JFKO全日本選手権重量級優勝、白蓮会館全日本では5度の優勝を収めている。宮原は極真館全日本優勝をはじめKWF(全極真世界連盟)世界大会第3位やWFKO(世界極真格闘連盟)国際マッチで勝利するなど世界の舞台で戦った経験値がある選手。
試合はこの試合のみ3分3Rのラウンドマストシステム(各ラウンドで必ず優劣をつける)にて行われた。1R開始早々、山口の変則上段回し蹴りがヒット。追い打ちの上段前蹴りを紙一重で宮原がかわす。宮原も負けじと得意の変則上段回し蹴りを返し、山口の頬をかすめる。約4000名の観客からどよめきがおきた。
山口は以後ガードを固め前進。突き技が有効に決まり、そこからの膝蹴りで圧力をかける。宮原は後退するも入り際の力強い下段や上中下に振り分ける左の蹴りで対抗。2R目以降も山口が下段回し蹴りや膝蹴りを有効に決める。宮原も時折上段への蹴りを狙うも山口がさらに下段回し蹴りを返す。3R目は山口がやはり圧力をかけ下段回し蹴りから胴まわし回転蹴りを狙う。
判定は有効打と圧力で上回った山口が4-1で勝利した。山口は「(ダメージで)体中がトーナメント後より痛い。今まで試合した中でダントツで二度とやりたくない相手」と宮原を称えた。今後については「今まで白蓮会館で最強の侵略者(他流派の大会でも活躍したためこう呼ばれた)と呼ばれた先輩方が叶えられなかった夢を僕らの代で達成したい」と語った。
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・神戸の1000人規模大会でJFKO二連覇・福地勇人や空手界のツヨカワクイーンなど参戦
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