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【極真会館】大澤佳心が全日本ウェイト制初優勝、女子の永吉美優と同門V

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2019/04/21(日)UP

決勝はこの右下段廻し蹴りでロシア選手の動きを止めトーナメントを制した大澤

 4月20日(土)21日(日)の2日間にわたって東京・武蔵の森総合スポーツプラザで極真会館(松井章奎館長)主催『2019第36回全日本ウェイト制空手道選手権大会』が行われ、軽量級(-70kg)、中量級(-80kg)、軽重量級(-90kg)、重量級(+90kg)の4階級で争われた。
 全日本との名が付いているが、ロシア、カザフスタン、ベラルーシ、オーストラリアなど世界各国からも選手がエントリー。軽重量級では大澤佳心(おおさわ・かしん/23=城西世田谷東支部)が優勝。同時開催された世界女子ウェイト制空手道選手権大会の中量級で優勝した永吉美優(20=城西世田谷東支部)と同門優勝を果たした。

大澤は胸への重い中段突きも武器

 大澤は2017年の全世界ウェイト制選手権の中量級覇者。今年11月に開催される体重無差別の世界選手権出場を目指す。試合前の会見では「優勝しか考えていないので、これまでやってきたことを信じて戦い必ず代表権をつかみたい。世界ウェイト制と無差別の世界大会の2度経験していて、世界大会は別格と感じたのでもう一度あそこで戦いたい」と語っていた。
 大澤は内股下段蹴り(インローキック)で崩し下突き、胸へのストレート、膝蹴りを中心に相手のインサイドから崩す組手をする選手。パンチ力もあり5回戦(準決勝)では一昨年の全日本選手権で新人賞を獲得した18歳・髙橋扶汰(東京城北支部)を延長戦で胸へのパンチの連打で動きを止め5-0の判定勝ち。決勝ではロシアのアンドレイ・チルコフ(31)に対し圧力をかけ左の胸への突きで相手を後退させ下段そして内股下段から下突きと胸への突き上下打ち分ける得意パターンで攻める。相手も下がりながら返していくものの、最後は右下段の連打でチルコフの動きが止まり大澤が4−0の判定で勝利。優勝を決め11月の世界大会代表として世界に挑む。

中量級は加賀健弘が接戦を制し初優勝

 また中量級ではこれまで2016年の全日本ウェイト制空手道選手権大会(以下ウェイト制)中量級で4位が最高位だった加賀健弘(24==東京城西支部)が決勝で2015年のウェイト制軽量級覇者の清水祐貴(23=東京城北支部)を破って優勝した。本戦で激しい互角の打ち合いを演じた2人は延長に入ると加賀が重いパンチの連打で清水を場外に(場外に出された方が注意1)。手数が落ちた清水に加賀は終盤の突きと下段で優勢に試合を進め勝利を得た。11月の世界大会には両者とも日本代表に選ばれた。

軽量級は165cmと小兵ながら絶妙な出入りでアリストフが制覇

 なお、軽量級、重量級はロシア軍団が圧勝。重量級は優勝候補の南原健太(20=城北支部)が2回戦で姿を消し、準決勝でオレクサンダー・イエロメンコ(31=ロシア)がアントン・グリアエフ(21=ロシア)に反則の顔面殴打。グリアエフはマットに崩れタンカで運ばれたため、様子を見て数試合後に試合再開予定だったが、グリアエフは無念のドクターストップ。イエロメンコは反則負けとなったため、反対ブロックから決勝に上がったゴデルジ・カパナーゼ(32=ロシア)が優勝。
 軽量級はアレクサンダー・アリストフ(22=ロシア)がヒットアンドアウェイと低い構えからの飛び込み突きの連打で効かせ、蹴りを上下に振り分ける組手で優勝した。

同時開催:永吉美優が世界女子中量級で優勝、史上初の日本人王者に

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