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【ボクシング】田中教仁、35歳の世界初挑戦はダウン奪われ判定負け、鬼門のタイで勝利ならず

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2020/03/04(水)UP

田中は35歳で初世界戦を鬼門のタイで挑んだが判定で敗れた(写真は昨年1月の日本タイトルを奪取時:Photo Naoki Fukuda)

 3月3日(火)タイ・ナコンサワン市庁舎前の野外特設リングにて『WBA世界ミニマム級タイトルマッチ』が行われ、スーパー王者のノックアウト・CPフレッシュマート(タイ=29)に元日本ミニマム級王者で同級10位の田中教仁(たなか のりひと/35=三迫)が挑んだが判定3-0で敗れた。ノックアウトは12度目の防衛に成功し、21勝(7KO)無敗。田中は19勝(10KO)8敗となった。

 田中は2005年にプロデビューし今回が世界初挑戦、気温36度の屋外ステージで行われた。試合前には「勝つイメージをしている。そのイメージ通りぶっ倒したい」と語っていた田中は、序盤から積極的に攻める。しかし2Rからノックアウトは圧力を強め、3Rに左フックで田中はダウンを奪われる。

19年1月、得意の右をヒットさせる田中。日本タイトルを獲得した。(Photo Naoki Fukuda)

 その後もノックアウトはボディー中心に攻め4Rにはボディを効かされロープを背負う田中。以降も田中はジャブを当てるが得意の右は当たらず、ノックアウトは変わらずボディ攻め。9R、10に田中の右が当たるも浅く最後までノックアウトのペースで逆転ならなかった。

 これで、タイで行われた世界戦でJBC(日本ボクシングコミッション)公認のタイでの世界戦では、1963年にファイティング原田が世界フライ級王座を奪われたのをはじめとして勝ちはなく鬼門とされており、これで25敗1分けとなった。

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