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【ムエローク】”ムエタイ才女”伊藤紗弥が4つ目の世界王座獲得!試合中止の吉成名高はエキシで沸かす

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2022/05/16(月)UP

伊藤紗弥が4つ目のベルトを獲得し笑顔、接戦を制した

尚武会、レンジャージム
『ムエローク 2022 八王子』
2022年5月15日(日)東京・八王子市富士森体育館

▼メインイベント IPCC世界アトム級(46.5kg)王座決定戦 2分5R
◯伊藤紗弥(尚武会)
判定3-0 ※49-48×2、49-47
●ナムワン・ソーコンクラパン(タイ)

※この試合の動画(ノーカット)はこちら

伊藤(右)がロープに詰めアグレッシブに攻める

 5月15日(日)東京・八王子市富士森体育館で開催された『ムエローク 2022 八王子』で、”ムエタイ才女”伊藤紗弥(尚武会)がIPCC女子アトム級(46.5kg)王座を判定勝利で獲得。実に世界4つ目の世界王座戴冠となった。

 伊藤は“天才ムエタイ少女”として名を馳せ、僅か13歳でWPMF女子世界ピン級暫定王座を獲得。その後はWBCムエタイ、WMCなど世界三冠王となった。
 前戦は昨年11月、BOM女子ライトフライ級王座を獲得し、BOM二階級制覇、勢いに乗り期待がかかる。

序盤、ナムワンのミドルキックがヒットする

 相手のナムワンは71戦51勝の戦績を持ち、ムエタイ殿堂・ルンピニースタジアムへも参戦しているファイターだ。
 両者による王座決定戦(2分5R)となった。

 1、2Rはナムワンが積極的にワンツーからのハイ、ミドルを出してゆくも、伊藤が落ち着いてかわしては前蹴り、ローを合わせる展開に。

伊藤が長い足で蹴りを放つ

 3Rはさらに前蹴り、ミドルで前に出るナムワンに、伊藤がカウンターのワンツーを入れる。首相撲で伊藤がこかす。ナムワンの右ミドルが良く入るも、ラストは伊藤の右ハイがヒットする。

 4R、伊藤のスイッチが切り替わり、右ミドルを連打すると、ナムワンは防戦に。さらに伊藤のジャブが何度も入る。伊藤の右ミドルからの右ストレートもヒット。

伊藤が前蹴りで突き放す

 最終5Rは、ミドルの蹴り合い、パンチの打ち合い、首相撲からのヒザの蹴り合いと激闘に。ラスト30は疲れたのか手数の出なくなったナムワンに、伊藤が前蹴りを合わせこかす。さらにミドルからのパンチも入れ、ゴング。

 判定は3−0(49-48×2、49-47×1)で伊藤の勝利。伊藤が4つ目の世界王座を手に入れた。

「意地でベルトを獲った」と伊藤

 伊藤はマイクで感謝の言葉を述べ「日本人初のベルトと聞いてて気合が入っていたんですけど、相手のナムワン選手本当に強かったです。上手でなかなか自分の攻撃が入らなかったりとか、なんとか意地で獲りました」と相手を称え、喜びを伝えた。

※この試合の動画(ノーカット)はこちら

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