【DEEP KICK】-55kg王者・翔磨が負傷判定で初防衛、KING TSUBASAは-51kg新王者に
▼ダブルセミファイナル2 DEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
○上野コウキ(直心会)
TKO 3R 1分14秒 レフェリーストップ
●ライヤマン(ナックルズGYM)
※上野が-60kg次期挑戦者に決定
上野とライヤマンによるDEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント決勝は上野に凱歌があがった。
最初のクライマックスは1R終了間際に訪れた。上野が右クロスでライヤマンから先制のダウンを奪ったのだ。それまでも右ストレートでタイミングを計っていただけに、ドンピシャリの一撃だった。
しかしMMAがベースで体力に勝るライヤマンは2R以降ジワジワと反撃を開始。ローキックや右フックで上野を追い込む。このラウンドになってから上野は集中力が急激に落ちているように見えた。それでもダウンをとっていることがモノをいって、オープンスコアは19-18(2者)、20-18と全員上野を支持していた。
3Rになると、上野は復調。ボディへのフックやアッパーでライヤマンに揺さぶりをかけ、最後は右の三日月蹴りでKO。ライヤマンを悶絶KOに追い込んだ。激しい攻防を制した上野は「正直、ライヤマン選手は気持ちが強くて途中でどうしようかと思った」と打ち明けた。
続けて6月18日のDEEP☆KICKで澤谷大樹が保持する-60kg王座への挑戦が決まったことを告げると、リングサイドでこの一戦を観戦していた大樹が登場し、「心が熱くなった」と挑戦者を持ち上げる一方で、「タイトルマッチは僕がKOするので見に来て」とアピールした。すると上野も「覚悟してください」と宣戦布告。たたでは終わらないタイトルマッチになりそうだ。
▼ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-53kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
○上村雄音(BKジム)
判定2-1 ※30-29、29-30、29-28
●KING剛(ROYAL KINGS)
※上村が-53kg次期挑戦者に決定
上村雄音とKING剛によるDEEP☆KICK-53kg挑戦者決定トーナメント決勝は2-1のスピリットデシジョンで上村が薄氷の勝利を手にした。
1Rから上村は手数が多かったが、決定打を打つまでには至らない。一方、ベテランの剛も後の先を狙った戦法で揺さぶりをかけるが、攻略の糸口を掴めない。
結局、オープンスコアでは2R終了の時点で三者ともイーブン。
3Rになると、上村は感情をムキ出しにして再び手数で勝負に出る。剛もインファイトで反撃を試みるが、2名のジャッジは上村を支持した。これで5戦全勝。 無敗のままタイトル挑戦にこぎ着けた上村は「次、長谷川海翔選手への挑戦が決まりましたけど、ひじょうに強いチャンピオン。だけど、絶対僕がチャンピオンになるので応援よろしくお願いします」と力強くアピールした。
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