2023/07/09（日）UP
（最終更新：2023/07/09 23:22）

パンクラス初参戦の黒澤（右）は小林を右でKO（写真は一回目のダウン）

▼コーメイン（第7試合）　ストロー級／5分3R
〇黒澤亮平（パラエストラ松戸／初参戦）
KO　1R 1分40秒　※右フック
●小林了平（SONIC SQUAD／初参戦）

小林（右）は素早い蹴りを出すも不発に

　黒澤は2013年修斗フライ級新人王を獲得。翌年には修斗王者への登竜門、インフィニティリーグフライ級で優勝。そして2016年には同門で元ONE世界ストロー級王者・内藤のび太が返上した修斗世界ストロー級のベルトを、名門パラエストラ松戸に奪い返した（当時のリングネームは飛鳥拳）。今回は、パンクラス初参戦となる。

　小林は空手出身の選手で、今回は黒澤と同じパンクラス初参戦となる。ともに打撃を得意としているだけに、激しい打ち合いになりそうだ。

この右で黒澤がKO勝ち

　1R、小林は鋭い右ハイキックを繰り出す。黒澤は、これに反応してガードし、パンチを繰り出す。そして小林の左に右のカウンターを入れて黒澤がダウンを奪うも、追撃で逃げられる。しかし黒澤は、一気に間合いを詰めると右を決めて、再びダウンを奪う。意識を失い倒れる小林。黒澤が衝撃KO勝ちを収めた。

　マイクを握った黒澤は、「次、誰でもいいんでランカーをお願いします」とアピールした。

12年ぶりの参戦は、佐藤（右）が近藤（左）を破りリベンジ成功

▼第6試合　ウェルター級／5分3R
●近藤有己（パンクラスイズム横浜）
判定0-3　※28-29×2、27-30
〇佐藤豪則（Battle-Box）

近藤は3R目に前へ出てパンチを連打した

　近藤は21年にデビュー25周年を迎えた第5代＆第8代キング・オブ・パンクラシスト。同年5月は鈴木淑徳に判定勝利、12月にはDARANIに判定負け、22年4月は鈴木一史を判定で下し、12月に井土徹也から判定勝利を収めた。

　対する佐藤は、第6代ウェルター級キング・オブ・パンクラシストで今回が10年ぶりのパンクラス復帰。UFCで戦っていたことがある、近藤に負けず劣らずの大ベテランの38歳だ。2人は2010年に対戦したことがあり、この時は近藤が判定勝ちを収めている。13年ぶりの再戦は、どんな結末になるのだろうか。

佐藤がアグレッシブに攻撃をヒットさせた

　1R、佐藤はローキック、ハイキックと上下に蹴りを振る。近藤はガードしながら、カウンターのパンチを左右で返すもクリーンヒットせず。佐藤はローキックを受けるシーンもあったが、先に仕掛けている印象だった。

　2R、近藤は圧を強めて前へ出るも、佐藤が右ジャブを決めていく。近藤は詰めて左右のパンチを繰り出すも、クリーンヒットしない。佐藤は着実にパンチを入れて、近藤の打撃をガードした。近藤は左右のパンチで攻めるも受けの印象が残った。

　3R、近藤は間合いを詰めて左右のパンチでKOを狙う。佐藤はローキックを蹴りつつも、近藤のプレッシャーを受ける。近藤は顔面から出血しながらも、左右のパンチで攻め続ける。佐藤が守勢に回るシーンもあったが、近藤はダウンを奪うことはできなかった。判定は3-0で佐藤。13年ぶりの再戦は、佐藤がリベンジを成し遂げた。

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