【BOM】吉成名高、外国人史上初ラジャ2階級制覇王者に!終始テクニックで圧倒
▼第3試合 BOMスーパーバンタム級(55.34kg) 3分5R
●上野賢志(薩摩ジム)
KO 3R 1分39秒 ※左フック
〇知花デビット(エイワスポーツジム/Aimhigh)
知花は今回の試合がラストマッチとなる。14年に連敗を喫し、心が折れそうな時期を経験したが、中澤純からの「チャンピオンになってから辞めろ。チャンピオンになってからが格闘家」との激励を受けて再起。WMAF世界スーパーバンタム級王座をはじめとする5本のベルトを獲得した。
対する上野は九州で活躍するファイターで4本のベルト獲得経験を持つ。
1R、サウスポーの上野に対して、知花は重い右ミドルを強打。上野は前蹴りを放ち、けん制する。上野のワンツーを気にせず、知花はじりじり圧をかける。残り1分で知花はワンツーから右ミドルをヒットさせ、左ボディ打ちを叩き込んだ。
2Rになると、更に圧を強める知花は右ローをヒット。一瞬足が流れた上野だが、ワンツーやミドルで対抗する。知花の右インローが度々ヒットする。ボディフックを効かせた知花が一気に距離を詰めて、右ヒジ連打、そして右ローをヒット。上野はダメージを感じさせる。
3R、知花が徹底して右のインローを蹴る。上野はワンツーを遠い距離から見舞う。しかし、知花がパンチラッシュを仕掛けて、左フックをクリーンヒット。上野は崩れてダウンを喫する。何とか上野は足を付いて立ち上がろうとするが、足元がおぼつかなく、レフェリーがストップ。知花が圧巻KO勝ちで有終の美を飾り、リングで涙を流した。
知花はマイクを持つと「ラストマッチに来ていただいてありがとうございます。素敵な引退試合を組んでいただいた中川(会長)ありがとうございました。僕が一番、尊敬する先輩であり、社長である(中澤)純さん。16歳からキックボクシングを始めて、最初にお会いしたのが純さんでした。今までサポートしていただいて、ここまで来れたのは純さんのおかげです。純さんが現役を引退するときに『格闘家はリングを降りても強くないといけない』と言っていたことが記憶に残っています。リングは降りますが、社会というリングでチャンピオン目指して戦います。Aimhighを通して、僕が大好きなキックボクシング、ムエタイを皆さんに広められるように、戦っていきます。今後とも皆さん応援宜しくお願いします」とコメント。最後に10カウントゴングを聞き、選手生活に別れを告げた。
▼第1試合 WMCインターコンチネンタル・バンタム級(53.52kg)王者決定戦 3分5R
〇桂 英慈(クレイン)
判定3-0 ※50-47、50-45、49-47
●誓(ZERO)
※桂が新王座に就く。
WMCインターコンチネンタル・バンタム級(53.52kg)王者決定戦が行われる。
1Rから桂がサウスポーでロー、ミドルを蹴り込む。近距離でパンチを当てたい誓は前進。桂はカウンターのヒザ蹴りで応戦する。2Rも同様の展開。桂が徹底してヒザ蹴り、ミドルを誓の前進に合わせてヒット。誓も負けじと右ストレート、ローを放つ。
3R、前へ出る誓は細かいパンチから、ローキック。対する桂は冷静にヒザ蹴りをカウンターでヒット、組み付くと首相撲でペースを手繰り寄せる。4Rには左ヒジ打ちも織り交ぜる桂。勢いに乗り、ミドルやワンツーとバンバン攻撃を出す桂。誓はローで対抗するが、やや疲れが見えてきた。
そして最終5R、桂は完全に組んでのヒザ蹴り、テンカオ、ヒジ打ちに絞って相手を倒しにかかる。それでも気合で立ち続ける誓は前進も桂のテクニックに翻弄されてしまう形に。桂は最後までヒザ蹴りを中心に誓に的を絞らせず。最後にはハイキックも当てた桂が判定勝ち。新王座を戴冠した。
▼第4試合 ONEムエタイ ライト級(61.23kg) 3分3R
●羅向(ZERO)
判定 1-2 ※28-29×2、29-28
〇ロムイサーン・TIGER REON(タイ/REON Fighting Sports Gym)
▼第2試合 BOMウェルター級(66.68kg) 3分3R
〇ファナンチャイ・ピティサック(タイ)
判定3-0 ※30-27、30-29、30-28
●与儀竜也(BOM SPORTS GYM 沖縄)
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