2024/04/21（日）UP
（最終更新：2024/04/21 23:15）

京谷（右）は良星（左）から判定勝ち

▼第10試合　バンタム級（-55kg）3 分 3R 延長 1R
●良星（KSR GYM/同級 5 位）
判定0-3　※28-29、29-30、28-30
〇京谷祐希（TEAM TEPPEN/同級 6 位）

　第4代Bigbangスーパーバンタム級王者の良星（らすた）は、20年9月『RIZIN.24』の江幡睦戦で眼窩底骨折も21年2月の内藤啓人戦で判定勝利で再起。同年7月の知花デビット戦で判定負けも、10月に拓也で勝利。22年4月の大森隆之介戦でKO負けを喫した。

良星は蹴りで反撃も京谷のパンチをもらってしまった

　京谷は過去に武尊を下したことから、“伝説の壊し屋”と呼ばれる。左ストレートなどの強烈なパンチが武器だ。大森隆之介、加藤有吾に連敗も昨年7月に翔磨を下して再起した。

　1R、良星は飛び込んでくるも、サウスポー構えの京谷がミドルキック、三日月蹴りを入れる。良星は右のパンチ、さらに右ハイキック。これは京谷がガード、そしてミドルキックを入れていった。

京谷はミドルキックでダメージを与えた

　2R、良星は左右に動きながらパンチで飛び込む。京谷はワンツー、ミドルキックで試合を組み立てる。良星の素早い動きを捉えきれない京谷。互いに打ち合いも、あまり嚙み合わない展開が目立った。

　3R、良星は飛び込んでの蹴りからパンチのコンビネーション。京谷はミドルキック、ヒザ蹴りで迎え撃つ。ワンツーを放つ京谷は、左をヒットして良星を追い込む。そのまま判定となり、京谷が判定で勝利した。

　判定勝利の京谷は「上を目指せない。まだまだ強くなって帰ってくるんで、もっと応援をお願いします。良星の応援が多かったので、僕の応援もお願いします。6月空いています。よろしくお願いします」と挨拶した。

彪司（右）はこの右でKO勝利

▼第6試合　バンタム級（-55kg）3 分 3R 延長 1R
〇彪司（TEAM TEPPEN/同級 11 位）
KO　3R 2分56秒　※右ストレート
●夏目竜雅（TRY HARD GYM）

夏目（左）は打ち合いにいく

　彪司（ひゅうが）は、JAPAN CUP 2019 -55kg級優勝・大会MVPの実績を持つ。プロキャリアは10戦6勝3敗1分（1KO）。前戦は、昨年10月に松下武蔵と対戦して判定負けした。

　夏目竜雅は、21年9月の大澤匡弘でプロデビューを判定勝ち。昨年はRyusei.、笠原秋澄、Novoを破り、4勝無敗となっている。

彪司の右をもらってダウンする夏目

　1R、彪司は強烈なカーフキックを何回もヒットさせる。夏目は右、左とパンチを打つも大振りに。彪司は、ハイキック、ローキックと多彩な攻撃で揺さぶる。夏目はパンチをまとめるも、彪司も打ち返した。

　2R、彪司は左右のカーフキックでダメージを与えていく。さらにパンチをまとめる彪司。この時、夏目はカウンターのパンチを打つも、ここは彪司がガード。やや彪司が優位に試合を進めた印象だが、夏目のパンチ連打からのローキックも有効か。

彪司は次戦をアピールした

　3R、互いに打ち合う。彪司はパンチを打たれる場面もあったが、立て直すとカウンターのパンチを狙う夏目。何回も打ち合いになると、互いのパンチが入る。だが、彪司はパンチからヒザ蹴りへつなげるうまさを見せる。夏目は少しずつ守勢に回り、最後は右をもらいKO負けとなった。

　KO勝ちした彪司は「納得いかない内容だったんですけど、6月、ワールドシリーズ出たいんで検討をお願いします。自分よりも上位のランカーたち、倒しに行くんで待っていてください」とアピールした。

6月15日のRISE大阪大会で中野椋太（左）が宇佐美秀メイソン（右）を迎え撃つ

　第10試合終了後、中野椋太（誠至会）がリングイン。ここでRISEの伊藤隆代表が、リングサイドで観戦していたK-1を主戦場にしている宇佐美秀メイソン（Battle Box）を呼び込み、6月15日に開催される大阪大会で中野と対戦することを発表した。宇佐美は「RISE初参戦。感謝しています。地元の試合なんで、暴れたいと思います」とコメントし、中野は「僕も地元なんで、大阪を盛り上げます」と挨拶して記念撮影に収まった。

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