【Road to ONE】和田竜光が竹中大地にスプリット判定勝利、日本フライ級トップランカー対決を制す
『Road to ONE: 5th Sexyama Edition』
2021年10月5日(火)東京・TSUTAYA O-EAST
▼第6試合 メインイベント フライ級MMA
○和田竜光(フリー)
判定2-1
●竹中大地(パラエストラ和泉)
和田はDEEPフライ級(-56.7kg)王座を2度獲得。国内軽量級でトップクラスの実力を誇る。柔道出身ながら打撃を得意としており、特に相手のふくらはぎを蹴るカーフキックは破壊力抜群だ。
ONEでは18年7月の初陣を判定負けで落としたが、同年11月の2戦目で一本勝ち。昨年はフライ級トーナメントで準決勝まで勝ち進むも、元UFC世界フライ級王者デメトリアス・ジョンソン(米)に判定負けした。今年1月にはブラジルMMA王者に完勝。前戦となった昨年12月のヨッカイカー・フェアテックス戦では僅差の判定で敗れ、今回が再起戦となる。
対する竹中は、2016年3月に第5代環太平洋バンタム級王座を獲得し、10勝(2KO/4S)無敗という高いフィニッシュ率を引っ提げて2018年2月にデビューし勝利を重ねONEバンタム級の5位にランクインした。
しかし同年11月に、勝てば王者ビビアーノ・フェルナンデスへの挑戦権も見えるという一戦で、ロシアの強豪ユサップ・サーデュラエフにカーフキックを効かすも2−1の惜敗。今年1月のONEシンガポール大会では、ライ級へ階級を下げイヴァニルド・デルフィノに一本勝ちしている。
日本フライ級トップランカー同士の一戦で勝利するのは和田か、竹中か。
1R、オーソドックスに構える和田がじりじりと距離を詰め、サウスポーの竹中がサークリング。竹中は左ミドル、左インロー。和田はボディブローを打ちながら組み付きにいくが展開を作れない。左ミドルの竹中に、和田は左ストレート。そして組み付いていき、竹中にヒジを見舞う。竹中もヒジを打ち返したところで終了。
2R、竹中は左インロー、左ハイと上下に散らすのに対し、和田は片足タックルを仕掛けて倒す。すぐに立ち上がった竹中に組み付いた和田は竹中のバックに飛びついてチョーク狙い。そのまま倒れ込んでも、和田はバックに付いてパウンド連打。竹中は何とか正対に戻したが、和田は足をガッチリロックして密着。残り時間僅かのところで、竹中がパンチを打ったところで終了。
3R、和田は強烈な右ボディストレートから組み付いて竹中を金網に押し込む。テイクダウンされながらも立ち上がる竹中に、和田はしつこく組み付いてテイクダウン。バックに付いた和田だが、ここでも2Rと同じく竹中は正対に戻して上のポジションを奪う。ガードポジションの和田が下からパンチを打つのに対し、竹中もコツコツとパンチを返す。お互いにここから展開は作れず試合終了。
積極的にテイクダウンを狙ったことが評価されたか、判定2‐1で勝利した和田は「今日の動きも竹中選手が見せた動きも、全然、世界のトップじゃない動きでした。最近よく目にする馬鹿な格闘技ファンたちが、“打撃ばかりやれよ”“グラウンドばかりでつまらないんだよ”とか、毎回頭に来るようなクソみたいなツイートをしていて、これも格闘技だからね。グラウンドもやるし、打撃もやるけど、これも格闘技だから。世界トップじゃないけど、これが格闘技!打撃ばかりを見たい人はボクシング、K-1、RISEとか立ち技の最高な試合がいっぱいあるからそれを見て勉強してください。それでMMAを見てくれている最高のファンたちも沢山いるので、その人たちのために俺たちは毎日、気合いを入れて練習してここで試合をしています。トップでもなかったけど、今日の試合は最高に気合いを入れてやったので見ていただいてありがとうございました!」とマイクアピールした。
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