【ONE】ライト級キックボクシング王者アーセルが3度目の防衛成功 ロシア強豪のムルタザエフを下す
ONE Championship
『ONE: WINTER WARRIORS』
2021年12月3日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼ライト級キックボクシング 世界タイトルマッチ
〇レギン・アーセル(スリナム/王者)
判定2-1
●イスラム・ムルタザエフ(ロシア/挑戦者)
※アーセルが3度目の防衛に成功
メインイベントはライト級キックボクシングの王座戦。王者アーセルは189㎝の長身で、長い手足を活かしたキックや飛びヒザ蹴りを武器とするファイター。2019年5月にベルトを獲得しライト級の初代王座に就いた。その運動量とアグレッシブさにより、ONEでは2度の世界タイトル防衛を含む5勝0敗と絶対的な強さを見せる。
対するムルタザフはダゲスタン出身で、プロ戦績は56勝4敗。盤石な打撃技術を有しているが、パワフルな回転攻撃などの引き出しもあるという。
1R、左ミドルを3連打のムルザタエフ、アーセルはしっかりとガードを固めると長いワンツー。ハイ、ミドルと蹴り中心のムルザタエフ。インロー、ストレートでじりじりプレッシャーをかけていくアーセルに対し、ムルザタエフは蹴りの他バックブローも見せる。
2R、左の蹴りに加え、前蹴り、バックブローなどトリッキーな動きも見せるムルザタエフ。アーセルは距離を詰めてムルザタエフにケージを背負わせると相手の打ち終わりにローを返す。変則的なムルザタエフにアーセルは慎重な様子。
3R、ローを打っていくアーセルだがパンチになるとムルザタエフを捉えられない。ムルザタエフはアーセルが入ってきたところへ合わせて強打を振るがガードの上。フック、ヒザなどで徐々にアーセルが攻める場面が増えてくる。
4R、最初からアーセルが前へ出る。組んではボディへヒザ、さらにワンツーを振って詰める。近距離で攻撃を当てるのはアーセル。ムルザタエフもパンチを返すがアーセルの圧に下がってしまう。
5R、ミドル、ジャブと左の強打を放つムルザタエフ。アーセルは常に前へと詰めながら攻撃を出し、ムルザタエフを休ませない。ボディへヒザ、右ストレートをヒットさせ、アーセルのペース。中盤、ムルザタエフにホールディングでイエローカードが出る。出るアーセル、下がるムルザタエフのまま試合終了。判定は2-1と割れたがアーセルが勝利。後半にペースを握った王者が3度目の防衛を果たした。
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